今日は俳句。
日本には季節を表す美しい言葉がある。
仲夏【五月雨】
陰暦五月に降る雨。梅雨期に降り続く雨のこと。
梅雨は時候を表し、五月雨は雨を表す。
「さつきあめ」または「さみだるる」と詠まれる。農作物の生育には大事な雨も、長雨は続くと
交通を遮断させたり水害を起こすこともある。
【子季語】
さつき雨、さみだる、五月雨雲
【例句】
五月雨をあつめて早し最上川・芭蕉
五月雨の降残してや光堂・芭蕉
五月の雨岩ひばの緑いつまでぞ・芭蕉
さみだれや大河を前に家二軒 ・蕪村
五月雨や魚とる人の流るべう・高浜虚子
さみだれや青柴積める軒の下・芥川龍之介
白鷺の城五月雨にたおやかに・よしえ
五月雨や瀬戸の眺めを惜しみけり・よしえ
ガーベラ 1226/1000
昨日の広島遠征。
新幹線の窓から見える白鷺城
雨に煙る景色は
墨絵のような美しさ。
雨にあらわれた山々の緑が
目にも優しい色合いでした。
友の会07-18(2021.年度)