今日は俳句。

  

日本には季節を表す美しい言葉がある。

 

 初春【遅春(ちしゅん・ちしゆん)】

すでに暦の上では春になっているのに、

冬のなごりで寒さが残り、

春がなかなかやって来ないこと。

南北に長い日本では、春の訪れの遅速が

大きく春の感じ方に違いがある。 

 

【子季語】

春遅し/春遅遅/遅き春/おそ春

 

【例句】

 春遅し山田につゞく萸ばやし・井原西鶴

春遅し泉の末の倒れ木も・石田波郷

 病む母の軽き寝息や春遅々と・石川栄枝

 遅き春喰ひては寝るよ肝病めば・北野民夫

春遅々と毛布の中の空気さへ・辻桃子

  

 

緩やかにミシン滑らす遅き春

 

あんぱんは優しさ放ち春遅々と

 

遅き春 1100/1365

 

今回の絵手紙は最終的に「あんぱん」としたが

「あんぱん」と迷いました。どちらが正解なんだろう?

 

 

子どもの頃は

クリームパンが好きだったけど

メロンパンを経て

今では

あんぱんの優しさが好きです。

 

 

なかなか春はゆっくりと歩んでおり

三寒四温の繰返し。

 

この寒さでふっと思い出すのは

保育園の入園準備の袋モノをミシンで作っていたコト

入園してから困らないように

カズの好きな乗り物の絵柄のキルティングで

シューズ入れや、着替えを入れる袋

絵本バッグなどを不慣れながらも

ミシンでカタコトカタコト作ったコト。

入園するのが待ち遠しいような寂いような

そんな気持ちを抱えてミシンを滑らせていたなぁ。

なんて、

今はミシンもあまり使わなくて…

ミシンを出して何か作ってみようかな?

と思ったりして。

 

 

 

 

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