愛知県を代表する画家 杉本健吉は

牡丹の花が好きで

『生きることは描くこと 杉本健吉評伝』

のなかにも 


杉本は、愛着をもっていた牡丹を墨やコンテ、

あるいは水彩や油彩など様々な技法で描いている。

掲載図版の《枯れ牡丹》は、竹籠に盛られた

枯れる直前の牡丹の様を描いた作品である。

杉本は、日頃「素描即タブロー(本絵)」と

主張する一方で「むしろ油彩で素描する」

たも語っていたが、この作品は、牡丹のもつ

華やかで重厚な質感を、枯れる間際の瞬間の

美として素描のような細やかな筆致をまじえて

油彩で描ききっている。


という言葉があるように


牡丹の花を枯れるまで…

花開く姿からはじまり

枯れた牡丹の花もまた美しいと

その姿を残している。

私は油彩ではなく

むしろ墨で素描(スケッチ)模写

油絵の彩色を顔彩で真似ることで色の使い方など

別の発見をします。



今日は雨の一日。

ある方への

お便りをしたためていました。













健吉さんの牡丹に

一縷の望みを託して。


 

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