風の強い日でしたが

お隣の豊田市にある

豊田市民芸館へ出かけてみました。

 

 

豊田市民芸館特別展

「柳宗悦と古丹波」

2020/11/7〜2021/2/28

 

豊田市民芸館のホームページ

 

この週末までの会期なので

今日は来館者も多かったようです。

 

高さ40センチはありそうな古丹波の大徳利。

 

民芸の父としてよく知られる

柳宗悦ゆかりの日本民藝館の改築に

伴い一部を譲り受けた豊田市民芸館。

また、ここには

杉本健吉が親しく交流し

杉本健吉美術館初代館長の

本田静雄のゆかりの施設でもあります。

本田静雄も柳宗悦と同じく

古陶磁を研究した人でもあり

古丹波もまた愛していたようです。

 

 

 

 

柳宗悦が丹波焼に傾倒したのは

篠山の尚古堂という骨董商を営む

中西幸一との出会いが大きな影響を与えている。

尚古堂がきっかけとなり

河井寛次郎や濱田庄司、バーナード・リーチ

らと篠山立杭の登窯を訪れ、

丹波焼蒐集に力を注ぐ事になります。

 

 

 

焼成時の灰による自然釉の甕や壺に

美しさを見出し、著書の中で自然釉の魅力を

「他力美」として語っている。

 

 

 

 

 

B5サイズでスケッチ

 

鉛筆でのスケッチのみ

許可されていました。

葉書サイズで絵手紙も。

 

灰被の模様が何とも言えない美しさ

 

 

波模様の様な徳利

 

第一民芸館の中には

柳宗悦の書斎が残されていて

その部屋の本棚の中には

古丹波の本、柳宗悦が編集した棟方志功の本

そして…なんと。

杉本健吉の「海外スケッチ」の本も

ありました。

だれがこの本棚に入れたのでしょう?

本田静雄さんでしょうか?

嬉しい驚きなのでした。

 

 

 

 

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