今日は俳句。
 
日本には季節を表す美しい言葉がある。

 

三春【春疾風(はるはやて)】

春の烈風のこと。

冬の西高東低の気圧配置がくずれ、

低気圧が東海上に抜けるにともなって

荒れた天気となり、ときには嵐となる。

【子季語】

春荒、春嵐、春はやち

 

【例句】

音にのみ明けゆく春の嵐かな・一萍

春疾風火を抱き窯まくれなゐ・長谷川櫂

 

 

 

春疾風制服の群れ駆け抜けて

 

春疾風 746/1000

 


台風の様な

強風が吹き抜けて行きました。



歩いていた

女子高生のスカートを

襲い

制服の群れから

声があがります。


春の嵐は

容赦なく。


間もなく制服を卒業する

彼女らを

荒々しく激励しています。



かつては自分もそうであった



とても若く眩しく輝く

時期(とき)ですね。





 

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