今日は俳句。

 

 
新年・行事【鷽替】
 
大宰府、大阪など全国の天満宮で
行われる神事の一つ。
参詣者が木製の鶯を相互に交換し、
神主より別のものを受け取る儀式。
 
 
【例句】
人の世の袂に替へし鷽はあり ・福田蓼汀
鷽納め碧き月日を惜しみけり ・古舘曹人
替へし鷽小さく秘密めきにけり・ 菖蒲あや
鷽替や夕べ吹かるる橋の上 ・福島 勲
鷽替へてあをき空ある太鼓橋 ・喜多みき子
 
 
鷽替や 空近く 花芽ふくらむ 
 
岡崎天満宮 704/1000
 
 
* * *
 
今日は岡崎天満宮へ
明日が鷽替神事というので
昨年の鷽を持って
今年の鷽に替えて頂きました。
 
 
鷽替神事というのは…
 
◆鷽替神事とは◆
全国の天満宮に古来より伝わる特殊神事です。
神様(菅原道真公)が、ご生前の頃
鷽という鳥を可愛がられていたという
故実に基づき、
天神様を愛敬する人々が、ご神穂を授かろうとして
この鳥を形取ったお守りを作ったのがその始まり。
この鷽を神棚に祀ると家の中の一切の悪災事が
鷽の大きく開いた口によって
喰い尽くされ、「うそ」のように消え去り
全て吉事に変わると言い伝えられています。
「鷽変え」とは
正月中に新しい鷽を神社から授かり
一年間、家の神棚にまつり、
次の正月にその鷽を神社に収め、
再び新しい鷽を授かり、替えることを
言うそうです。
「災事を吉事に替えること」
「うそ」を「まこと」に替えることが
「鷽替え」なのです。
 
全国的には木彫りの鷽が一般的なのに対して
岡崎天満宮の鷽は
土焼きでちょっとお顔が特殊。
 
境内の梅園の木々は
ちらほらと
蕾がほころんでいました。
春は近いのかな?
 
 
 
昨年の鷽の羽の色は「群緑」
寄りですが
今年の鷽は少し「青瓷」の様な色。
 
 
どう見ても鳥というより
パーマンに見えて仕方がありませんが
今年も我が家を見守って下さいね。
 

 

 

 

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