今日は俳句。
日本には季節を表す美しい言葉がある。
三冬【日向ぼこ】
冬の日がよくあたる縁側などの
日だまりで温もること。
【例句】
日に酔いて死にたる如し日向ぼこ・高浜虚子
日向ぼこまだ欲しきもの少しあり・浜崎素粒子
ひなたぼこ流れぬやうに川流れ・山本多岐兵衛
日向ぼこ皺深けれどべっぴんで・往馬空蛸
通過待ち 無人の駅舎 日向ぼこ
日向ぼこ 662/1000
先日、スケッチ旅行した
飯田線は途中より単線区間で
駅での停車時間が長めに取ってありました。
通過待ちの無人駅は
静かな日向に包まれており
黃葉した立派なイチョウの木が
その大きさに
彼が見守ってきた時間の長さを感じました。
木々をいろどる黄色が
『冬はまだ少し先』と、語っています。
友の会07-22（2020年度）
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