陶俑 加彩牛  647/1000

 

俑のなかでも珍しく

西洋的な雰囲気のある牛です。

月刊絵手紙に掲載されていました。

 

改めて月刊絵手紙を読み直してみる


手仕事の美を発見し続けた民藝運動の父・柳宗悦

「柳宗悦」の眼に学ぶ80

彫刻的な俑〈陶俑 加彩牛〉


柳の部屋は志那、朝鮮、オランダ等

中々いいもので飾られてあり、竹添の

八大山人などかけてあり、京都で買った

という、古い僧の肖像画中々よろし、

例の唐人形樹下美人はやはり逸品にて、

前山のはとてもかなわない。

其他陶器や、大津絵のいいのを沢山みせられる。

〈岸田劉生『劉生絵日記 第2巻』1979年〉



杉本健吉の師匠である「岸田劉生」の

言葉が添えられていました。

そして「白樺」の話。

武者小路実篤、柳宗悦、志賀直哉

岸田劉生、梅原龍三郎…みんな

『白樺』を一緒に作った方々。

志賀直哉の『暗夜行路』の挿絵は

杉本健吉が描いており

杉本健吉も、そのゆかりの方々も

お互いいろいろな影響を受け合って

表現方法は変化していったのでしょう。

何より驚いた事に

岸田劉生の〈劉生絵日記〉という文字。

杉本健吉も絵日記を綴っていました。

先日の健吉さんのアトリエの本棚にも

たくさんの絵日記が並んでいました。

ひょっとしたら杉本健吉は岸田劉生の

絵日記から自分も綴ってみようと

綴り始めたのかもしれませんね。


 

今日の陶俑を描こうと思ったのは

幸子さんの俑の絵手紙に影響されて

月刊絵手紙11月号を紐解いた次第。

いつもとちょっと違う言葉が出たのも

岸田劉生の言葉から。

 

好い人からは好い風を貰える

そんなことを思ったりして。

 

 

 

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