今月も『集まろまい』は
スケッチではなく
学びの時間ということで
本日は室内で…こんな感じのものを。
どんなふうに
描いたのか…?
この白抜き剤「わんぱう」を使います。
「わんぱう」の白い粉を少し濃いめに溶いて
半紙に筆で文字などを描きます。
この時点では
半紙が水でぬれたような状態。
(半紙の隅に表の印をつけておきます)
それをしっかりとドライヤーなどで
完全に乾燥させます。
これがしっかりと乾いていないと
きれいに白抜きができません。
そして半紙の裏側から
顔彩や墨などで色を全体につけていきます
↓(裏彩色)
うっすらと先ほど描いたものが白く見えます。
これを裏返すと
こんな感じに白く色が抜けます。
裏彩色ほどきれいに抜けませんが
画仙紙のはがきなどに描いた文字の上から
顔彩をぬると
「波」のはがきのような表現もできます。
そして…
もう少し「わんぱう」発展編
これはお手本。
ちょっとしっかりとした和紙を準備します。
はじめに、表側にいろいろな色をつけて
しっかりと乾かす。
次に表側に「わんぱう」でお好みの字を書く
(この時点では描いた文字がわかりません)
それをまたしっかりと乾かす。
最後に裏側から一気に墨をたっぷりと
塗りこむ。
裏返すと「わんぱう」の部分だけ
カラフルに色が残ります。
「 あるけばきんぽうげ
すわればきんぽうげ 山頭火句 」
色の塗り方次第で
こんな感じにもなります。(ほかの方の作品)
紙だけでなく
布にも応用可能だそうです~
まだまだ
いろいろな使い方ができそうです。
とっても不思議で楽しい時間でした。
使ったのはこちら
来月は
またまた、新しいことに挑戦~
の「集まろまい」にわくわくがいっぱいです。
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絵手紙友の会07-22(2019年度)