銀杏 300/365
朝、起きたら冬の匂いがした。
「おお、寒い」と首をすくめた。
太平洋側の冬は空が青い。
今日も太陽は眩しくて
空気もカラッと晴れている。
私の育った土地は
どちらかというと日本海側の気候で
冬というと曇より（どんより）としていて
なんとなくグレーの雲が
空を覆っていたような記憶があるので
この地域に暮らすようになって
冬のイメージががらりと変わった。
未だにこの冬の違いが慣れなくて
冬なのに太陽が眩しいなんて…と思う。
この1週間ほどの寒さで
街路樹の木々の色は一層鮮やかな
コントラストを描いている。
それが青い空に映えて
とても美しくて見惚れてしまう。
ありがたい美しさだなぁ。
また、今日も通勤路に立つ
大銀杏の木を見上げて通り過ぎる。
もう12月。
2019年の秋が終わりを告げています。
うーん
と伸びをして空を見る。
そして年末の忙しさに
のみ込まれていきます。
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友の会07-22（2019年度）