今日は俳句。
日本には季節を表す美しい言葉がある。
三春【桜貝】
淡い紅色の可憐な貝。
波打ち際に桜の花びらのように漂着する。
古くから歌にも詠まれて きた。
【子季語】
花貝、紅貝
【例句】
一二三四五六七八桜貝・角田竹冷
砂も亦美しきかな桜貝・高濱虚子
身の上の相似て親し桜貝・杉田久女
空青すぎて桜貝こはれさう・黛まどか
ひく波の跡美しや櫻貝・松本たかし
引き出しの奥の秘事桜貝
桜貝 1134/1365
昔、お土産で桜貝の入った小瓶を貰って、
その綺麗な薄い貝殻を毀さないように大事に
しまっておいた。
瓶を振るとカラカラと軽い音がした。
何故だか、綺麗なその貝殻が
お守りのような気がして
その小瓶に恋愛の願をかけたりして。
結局、叶わなかったけれど
桜貝を見るとあのときの
淡いときめきが懐かしく思い出されたりして。
ちょっとだけ
10代頃の記憶が浮かんでは消えていく。
コロナの影響で
小学校の行事が
どんどん姿を消して行くという話を聞きました。
学芸会もマラソン大会も…無くなってしまうかも。
コロナ前の在り方には
もう戻れないのかな。
友の会07-22(2020年度)