今日は俳句。
日本には季節を表す美しい言葉がある。
晩冬【寒椿】
単に椿と言えば春の季語であるが、
冬に咲く椿は、寒椿、冬椿、早咲の椿
と呼ばれ、冬の季語に分類される。
雪の降ったあとの庭に咲く真っ赤な寒椿は
艶やかでもあるが、寒さに耐えて凛と咲く姿は
凛としてけなげでもある。
【子季語】
冬椿、早咲きの椿
【例句】
いまここが天国地獄寒椿 ・平井照敏
おろかさのかぎりをつくし冬椿 ・三橋鷹女
かつて見えし女神はかくる冬椿 ・山口青邨
くれなゐにほころびて寒椿となる ・日野草城
くれなゐのまつたき花の寒椿 ・日野草城
ことごとに人待つ心寒椿 ・中村汀女
卒業を指折り数え寒椿
寒椿 718/1000
学生さんはだんだん
卒業が近くなってきました。
我が家のモトも明日から
自由登校日となり、
もう授業はありません。
嬉しいような、寂しいような。
そんな心境なのかもしれません。
✽ ✽ ✽ ✽
そして今日の椿。
描いていたら「ポトリ」
と、一番初めの花が
音を立てて落ちました。
潔く、しかも落ちてなほ可憐です。
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友の会07-20(2020年度)