今日は俳句。

 

 

日本には季節を表す美しい言葉がある。

 

 

晩冬【寒椿】 

単に椿と言えば春の季語であるが、

冬に咲く椿は、寒椿、冬椿、早咲の椿

と呼ばれ、冬の季語に分類される。

雪の降ったあとの庭に咲く真っ赤な寒椿は

艶やかでもあるが、寒さに耐えて凛と咲く姿は

凛としてけなげでもある。

 

【子季語】
冬椿、早咲きの椿

 

【例句】

いまここが天国地獄寒椿 ・平井照敏

おろかさのかぎりをつくし冬椿 ・三橋鷹女

かつて見えし女神はかくる冬椿 ・山口青邨

くれなゐにほころびて寒椿となる ・日野草城

くれなゐのまつたき花の寒椿 ・日野草城

ことごとに人待つ心寒椿 ・中村汀女

 

 

卒業を指折り数え寒椿

 

寒椿 718/1000

 

学生さんはだんだん

卒業が近くなってきました。

我が家のモトも明日から

自由登校日となり、

もう授業はありません。

 

嬉しいような、寂しいような。

そんな心境なのかもしれません。

 

 ✽ ✽ ✽ ✽

 

 

そして今日の椿。

 

描いていたら「ポトリ」

と、一番初めの花が

音を立てて落ちました。

潔く、しかも落ちてなほ可憐です。

 

 

 

 

 

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