今日は俳句。
日本には季節を表す美しい言葉がある。
【桔梗】
きりっとした輪郭、折り目正しい花の姿には
凛とした風情がある。
山上億良が詠った朝顔は桔梗の事である。
【子季語】
きちこう、おかととき
ありのひふきぐさ、一重草
【例句】
きちかうの露にも濡れよ鞠袴・凡兆
桔梗咲て何れも花のいそぎ哉・暁台
桔梗の花咲時ほんと言ひさうな・千代尼
紫のふつとふくらむ桔梗かな・正岡子規
女三十桔梗の花に似たるあり・松瀬青々
雨に濡れ一人佇む沢桔梗 よしえ
沢桔梗 963/1365
沢桔梗という花を初めて見ました。
桔梗という花とは思えない形でしたが
凛とした紫色は健在。
すっとした立ち姿は清々しい花です。