今朝は寒さで目が覚めるほど
衣替えで服を入替えてしまった方は
体調に気をつけて〜はむ よろこび
 
今日も少~し長くなりますが興味のある方は
ゆっくりと読んでみてください。
 
さて、昨日揃えた道具をどう使う?
ということで
まずは筆を下ろしましょうか。
筆は水に漬けて全部下ろします。
 ※筆は新品の場合、
プラスチックのカバーがついています。
でも、これはもう要らないので捨ててOK。
洗った筆をこれに入れて保管すると
筆はカビてしまうので気をつけてください
 
筆をおろしたら
面相筆を持ってみます。
 
筆の持ち方は、まず姿勢を正して
筆の上の方(軸の上部)を
軽く全部の指で掴むように持ち、脇を少し開けます
書道と同じ持ち方だと手首が固定されてしまうので
絵がこじんまりとしてしまうので
手首を固定しないで大きく自由に描けるように…
という事なのです。
 
筆を持ったら、青墨を準備します
・墨汁は何か器に取って
自分の好みの色に薄めて使います。
・墨は硯で擦ってください。ごく少量で大丈夫
 
では、運筆の練習をしましょ〜
 
新聞紙や習字紙などを用意して
筆に墨をつけて基本の持ち方に気をつけて
ゆっくりと、腕で筆を引くようにして
筆先4〜5ミリ程を使って
上から下へ20センチ程、線を引きます。
 
まっすぐ引けなくてもいいのです。
ゆっくりとゆっくりと気持ちを落ち着かせて
筆先に気持ちを集中して引きます。
これを5本ほど。これで1セット。
次に
下から上へ 5本
左から右へ 5本
右から左へ 5本
 
ゆっくりと。ゆっくりと。
脇を少し開けて腕全体で線をひくように意識します。
 
格子みたいなモノが出来ました。
では、次は曲線の練習。
渦巻きを中央から
グルグル、グルグル、グルグル。
5巻ほどかいてみましょ?
 
これも、ゆっくりと。ゆっくりと。
腕に意識します。
これで筆の練習は終わりです。
たくさん練習しなくても大丈夫
 
では、ハガキを準備して
今回は基本の「モン」を描いてみましょう。
 


まずはレモンを手に取ってよく観察します。
くるくる回してみたりしてどんな角度
に描くか考えてみましょう。
 
描く前に人差し指でハガキの上で
どの位の大きさに描こうかイメージします。
そして、先程、練習したように面相筆を使って
筆の軸の先を持って…ゆっくりと。
 
ポイントハガキの1.5倍の大きさの紙に描くつもりで
見たよりも大きめに描くと
迫力のある絵手紙になります。
ポイント果物やお花を描くときには
「へた」や「ガク」の部分から。
少し大きめに書き始めると大きな絵が描けます。
 
 ちょっとした
凹みなどは軽く筋を描いておきます。


 
こんな感じです。
 
さて、次は彩色です。
顔彩は筆に水をつけて擦り取るように
色を筆につけ、
梅皿に好きな濃度の色を作ってから
隈取筆で手早く塗ります。
(小皿やトレーでも同じです)
 
以下、顔彩名は24色セットを基準に表示します
 
 
ハート顔彩は同じ赤のモノでも
水で溶く量によって色合いが変化します。
なので、広い面積を塗る場合は
一度に梅皿にたくさんの色を作っておかないと
再度同じ色合いの赤を作ることが難しく
塗った時に違う色になってしまいます。
ハートまた、顔彩は何回も混色すると透明感のない色
に、なってしまいます。
混色するのは1〜2色に留めてください。
ハート顔彩の白色「胡粉(コフン)」は混色に使うと
色を薄めるのではなく濁らせてしまいます。
ピンクを作るからと白を混ぜると
なんだか不透明なくすんだ色になります。
ピンクは「紅梅」を薄くするだけでいいです。
 
と、お話はここまでにしてレモンは。


①先にヘタとヘタ周辺の青いところを「若葉」で塗る。
「鮮光黄」をたくさん薄めに溶いて、
まずは全体にササッと。
③少し黄色の濃い部分にもう少し濃い「鮮光黄」を
部分的に重ねる。
「鮮光黄」+「上朱」を混色して色を作り
少し赤みのある部分をポイントに重ねる。
⑤レモンの少し汚れている部分やヘタの周りは
「栗皮茶」を少し濃い目にして色を置く。
 
Point☆色は手早く、塗りすぎないようにしましょう。
(塗り絵ではないので)
 
言葉を入れます。
言葉を入れる前に、
『このハガキを誰に届けようか?』
と、まず連想してみてください。
そうすると、自ずと言葉が出てきたりします。
 
言葉はどんな言葉でも構いません。
その時に思っている事でも
レモンとは全く関係ない言葉でも…
レモンから思い出す事でも。
どうしても言葉が思いつかない時には
レモンに話しかけて見てください。
 
言葉を入れるときは
普通に鉛筆持ちで書いても大丈夫。
いつも使っている字体で書き入れて下さいね。
 
そして最後に
印を押します
私は消しゴムで印を作りましたが、
お手元にちょうどいい印が無ければ
赤いサインペンでお名前の一文字を書いて
四角く囲むだけでOKです。
 印は印泥で押すと鮮明な朱となりますが
はじめての方は
お家にある印鑑の朱肉で代用してもいいと思います。
 
 描き上げて、しばらく置くと
顔彩も乾いて色合いも少し落ち着きます。

※赤系の顔彩は塗った直後としばらく置いた色とでは
随分、色が変化しますよ。

 
こんな風に描けました。
直産物のレモンなのでゴツゴツしてます〜

 
今回使用した葉書は

 


花少しでも絵手紙を始める方の

参考になれば幸いです。


この基本の描き方をふまえて

来週月曜日からは

モチーフごとにアップしていきますね〜

ご不明な点があれば
コメントでご質問くださいね。
(内容はお手柔らかに〜)



 
「4月から何か始めたい」
に応えたいsei吹き出し


 

あなたもスタンプをGETしよう