読み聞かせの日 2-3
東京では20センチほど
雪が降ったようで
朝から中継のニュース が流れています。
昨夜は、岡崎は冷たい雨。
運動場には大きな水溜りが出来ています。
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やさしいオニさんは
見た目と違って毛虫が嫌い。
くまとイノシシの前で
たぬきにしがみついてブルブルふるえました。
それっきり
オニさんは家から出て来なくなりました。
「おにさーん 遊んでよ」
タヌキとイタチは
幾度となく鬼を誘いにいきました。
なつのがんがんでりのあつさに
二人はとうとう
倒れてしまいました。
「ごめんな。ごめんな」
オニは二人を介抱しました。
タヌキとイタチが目を覚ますと
『鬼は とっても はずかしがりやである
そして、とっても とっても ふたりのことが
だいすきのようである
おれは、おにの ねごとを きいた
「サクラのちるころには、また みんなで
あそべるぞ」っていっておった
あるおとこ より』
という置き手紙がありました。
(そんなに長く待てっこないよ おにさん)
二人はおにの家の屋根から
桜の花びらをまきました。
鬼には
だれが、どんな思いで桜の花びらを
まいているのか分かりました。
オニは笑いながら涙を拭いました。
おにはもう
くまに会っても、イノシシに会っても平気でした。
大好きな二人を肩車できるのです。
おにの背中には
タヌキの書いた紙がぺったりと…
あるおとこ
やさしいオニさんの頑なな
気持ちを
タヌキとイタチの必死な呼びかけで
優しくほぐしてくれます。
友達同士っていいな〜と感じてもらえたら
最後の
「あるおとこ」の張り紙には
「あるおとこ」ってオニの事か〜
と、子供達もニッコリ
大人でも…
『友達の話』と言って自分の相談事をする
恥ずかしがり屋さんが
居たりしますよね