こどもの読書週間4/23～5/12
昔、こどもだった人にも…おすすめの絵本を１冊
GWももう明日まで
パンを手づくりしている人もいるかな？
手づくりパンでランチも素敵です〜
そんなパンの美味しい一冊。
「おだんごぱん」
ロシアの昔話
せた ていじ やく わきた かず え
《日本傑作絵本シリーズ》 福音館書店発行
むかし、むかし、ひとりの おじいさんが、
なにか おいしいものが
たべたくなって、おばあさんに いいました。
「ばあさんや、ひとつ、おだんごぱんを
つくってくれないか」
おばあさんは粉をあつめて
ダンゴに丸めてかまどでぱんを焼きました。
おばあさんはかまどで焼けたぱんを
まどのところで冷やします。
おだんごぱんは、だんだん寂しくなって
ひとりでコロコロ転がって
表に出ていってしまいました。
野原でうさぎに出会ったおだんごぱんはうさぎに歌をきかせます。
「ぼくは、てんかの おだんごぱん。
ぼくは、こなばこ ごしごし かいて、
あつめて とって、それに、
クリーム たっぷり まぜて、
バターで やいて、それから、
まどで ひやされた。
けれども ぼくは、
おじいさんからも、おばあさんからも、
にげだしたのさ。おまえなんかに つかまるかい」
コロコロ転がって
つぎは、オオカミ。その次は、くま。
そして、キツネに出会います。
賢いキツネはおだんごぱんのその歌を
もう一度聞きたいと
キツネの鼻の上で歌ってもらいます。
すると
キツネはもう一度、歌が聞きたいと
今度はキツネの舌の上へと誘います。
おだんごぱんは飛び上がり…
すると、すると
きつねは、たちまち くちをとじ、
おだんごぱんを、
ぱくっ と、たべてしまいました。
なんとも
素朴な絵に
軽快なおだんごぱんの歌。
節をつけて歌って見て下さい〜
なんだか元気になってくる♫
歌はどんどん尾ひれがついて長くなりますよ。
そして
したり顔のキツネさん。
憎めないお顔がまた可愛い〜
ぱん作りが得意な方は
「おだんごぱん」を作ってみると更に楽しい。
「おだんごぱん」は「アンパンマン」と
似てる気がするのは私だけ？
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