読み聞かせの日 2-2


読み聞かせの日だとわかると
大急ぎで聞く準備をしてくれる2-2です。
少し早く読み聞かせを始めました。

1冊目は子供たちに
じっくり感じてほしかった一冊。



1「あのときすきになったよ」
  薫くみこ:作 飯野和好:絵
             教育劇画 版

わたしの席ははじっこで
後ろの席にしっこさんがいる。
本当は「きくちまりか」なんだけど、
おしっこを漏らしてばっかりいるから
「しっこ」って名前にされちゃった。

わたしは
そのしっこさんとふれあい
少しずつ
友情を深めていきます。
ある日、わたしは
歌を歌っている時に
おしっこを漏らしてしまいます。

どうしよう どうしよう、と思いながら
水たまりが広がっていくのを
動けないで見ていた。
ザーッと後ろで音がして
私の水たまりがながされた。
ふりむくと、
しっこさんが花瓶を逆さに持って
アジサイの真ん中に立っていた。


「まりかちゃん、ごめんね」
「うん」



はじめは「きくちさん」と
呼んでいたけれど
最後には「まりかちゃん」
と、
私の気持ちが変わっていきます。

はじめは「しっこさん」
というフレーズが出る度に
クスクス笑っていた子供達も
次第に静かに耳を傾けて
最後のページでは
優しい笑顔に変化していました。



ちょっと
しんみりとした後は

シモネタ?つながりで
このお話。


2「いぬのおしりのだいじけん」
 ピーター・ベントリー 文
 松岡芽衣 絵 灰島かり 訳
    ほるぷ出版


今日はお待ちかね、ワンワンまつりの日。
豪華なパーティーに
世界中の犬達が、集まってきましたよ。
おや、ドアに張り紙が…


パーティーにようこそ。
毛皮のコートは
そのままで結構ですが
おしりは
お脱ぎくださいませ。

このパーティーでこれから
何かが起こりますよ〜

このパーティーの一件から
ある犬の習慣が始まったという
とても
奇想天外なお話。
でも、そんな
ありえへん話が子供は大好き〜

犬が好きな子も
そうでない子も
ふふふふって笑えるお話です。






読み聞かせが終わった後

担任の先生から

『この前、ちょうど
「しっこさんのお話」を
皆にした所だったので
とってもタイムリーでした。
ありがとうございます〜』

との嬉しいお言葉。
先生がどんなお話をしたのかわかりませんが
こんな事もあるんだ〜
と、びっくりするやら
嬉しいやら。

この話を選本した時、
朝に読むのがちょっと躊躇われたのですが
思い切って
この話を読んで良かった〜って
思いました。

絵本は楽しいものが読みやすいのですが
時には
絵本を通して疑似体験する事で
いろいろな心のひだを
増やしてほしいな〜







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