今日は
ビーフシチューを作ろう。

と、急に思い立ちました。
ハインツのデミグラスソースの缶に
牛肉の塊肉
赤ワインをスーパーで買いました。

寒がりの私。
キッチンには達磨ストーブ(分かるかな?)を置いています。
肉を炒めて、野菜を炒めて
赤ワインと水をいれて
お鍋をストーブの上でことことことこと。

とても肉が
柔らかくて
まろやかなシチューになりました。

私が昔から愛読している本のひとつに
暮らしの手帖社 
「すてきなあなたに」
       大橋鎭子 著
という本のシリーズ
月別に章が別れていて、
短編の日記のようなかわいいお話が
たくさんつまっています。

「すてきなあなたに3」
十一月の章の中にも
「・時間をかけて」という
ビーフシチューの話が出てきます。


ちょっとお暇のある方は
ここから読んでみて下さい。

 ご主人は、大きな冷蔵庫の中
から、肉のかたまりを出してき
ました。まずスッと大ぶりに切
り出して、それをシチュウ用に
コロコロと切ってくれました。
 「はい、おまちどおさま。シ
チュウの味は、時間に手伝って
もらうことですよ」
 "時間に手伝ってもらう"
 なんていい言葉でしょう。私
は、おいしい、極上のシチュウ
が作れそうで、とてもうれしく
なってしまいました。


この大橋鎭子さんの
やさしい言葉の使い方に
私までなんだか極上のシチュウを
いただいた気分になります。

秋から冬への季節の移り変わりを
肌で感じながら
こういうやさしい本を
また、開いてみようかな?