お弁当に入れた
青いみかん
この時期の蜜柑は酸味が多くて
後味がさわやかです。

秋のみかんというと
昔、小学校の国語の教科書に出てきた
「みかんの木の寺」というお話を思い出します。
自分でもうろ覚えだったのですが調べてみたら

五十川敬子さんという大学教授の方の
ブログにたどり着きました。
→http://keikosopinion.air-nifty.com/language/2012/03/post-d09a.html

岡本良雄さんという児童文学作家の作品だったようです。
話の内容はこんな風だそうです

一郎たちの通学路にあるお寺は
「ミカンの木の寺」と呼ばれていて、
門を入ったところに一本のミカンの木があります。
ある時、正雄や清、三次と一緒にそこを通ると、
とてもいいにおいがして、
「秋になるとこれがミカンの実になるのだね。」
とつばをのみこみました。

秋になり、ミカンの木には
青いミカンの実がたくさんなりました。
一郎たちが「とってみようか」というと、
本堂の障子ががらっとあき、
お寺の和尚さんが弁慶のようにつったって、「こらっ。」
と言ったので、みんなはばらばらとにげました。
次の日にお寺にいくと
「ミカンをとるな。まだ、すっぱいぞ。」
とボール紙に書いてあり、
その次の日は、
「あと、四、五日だ。まだ、とるな。」
四、五日待つと、
「あすまで、おまち。あと一日だ。」と書かれたふだが
ミカンの木にかけられていました。

次の日のことです。
一郎たちがお寺に行くと、
昨日までたくさんなっていたミカンがありません。
「和尚さんにだまされた。」とぷんぷんおこっていると、
ミカンの木の下においてあるかごに気がつきました。

かごの中には、ミカンがたくさんあり、
「おいしくなったよ。みんなでおあがり。
ぬすんでたべたら、すっぱい、すっぱい。」
と書かれた紙がのせてありました。
本堂を見ると、白い障子がきちんとしまっていて、
和尚さんはるすなのか、
ひさしのかげが
ながくのんびりうつっているだけでありました。


 とても素敵にあらすじが書かれていたので
五十川敬子さんのブログより
そのまま引用させていただきました。
なんだか懐かしい優しい話ですね。

ちょっと久しぶりに
図書館でじっくりと本を探してみようかと思いました。
 
 



今日も暑かったですね。
常総市の方が早く復興できますように。