やまこえて やまこえて
きつねのきっこがお出かけです。
きっこは女の子のきつねです。
きっこのお出かけを心配して
おつきさま、ふくろうのろくすけ、いたちのちいとにいが
お遣いについてきてくれました。
きっこのおかいものは あぶらげ100枚。
お買い物から帰る途中
「こわいぞ~こわいぞ~ あぶらげおいてけ!」
という怖い声がします。
無事に買い物から帰ったきっこはいなりずしをつくります。
きっこのつくったいなりずしは、あきまつりの名物です。
怖い声のぬしも いなりずしをほおばっていましたよ。
秋の気配を少しづつ感じる季節に読んであげたい一冊です。
絵もかわいらしくて、すぐに絵本の世界に入ってくれました
おあげを100枚買う場面では、男の子達が大きな声で
「すげ~」という歓声もあがり
最後はちょっとほこっとするお話でした。
- やまこえ のこえ かわこえて(こどものとも絵本)/こいで やすこ
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「ずいとんさん」
日野十成 再話 斉藤隆夫 絵
福音館書店
昔話の再話です。
「ずいとん」というこぞうさんがお寺におりました。
ある日、おしょうさんが出かけるので
ずいとんさんに留守をまかせることになりました。
ずいとんさんがお経を唱えていると
「ずいーとーん」と聞こえてきます。
ずいとんさんが探し回ると…なんと、きつねの仕業。
こら~と追いかけると
きつねが本堂に逃げ込み、ご本尊が2体。
さてさて、きつねが化けたか?ということで
狐に聞こえるように
「このご本尊は、お経を上げると舌を出す…」
といってから、お経を上げると。狐のご本尊は舌を出しました。
こら~!とずいとんさん。狐をだますことができましたとさ。
はなしの展開が面白く
みんな真剣に聞いてくれていました。
- ずいとんさん―日本の昔話(こどものとも絵本)/日野 十成
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今日は狐つながりの2冊でした。