読み聞かせの日本  2-2

今日は2学期始まって、読み聞かせ初日です。
1   「やまこえ のこえ かわこえて」
  こいでやすこ 作   福音館書店
  ~こどものとも傑作集

やまこえて やまこえて

きつねのきっこがお出かけです。

きっこは女の子のきつねです。

きっこのお出かけを心配して

おつきさま、ふくろうのろくすけ、いたちのちいとにいが

お遣いについてきてくれました。

きっこのおかいものは あぶらげ100枚。

お買い物から帰る途中

「こわいぞ~こわいぞ~ あぶらげおいてけ!」

という怖い声がします。

無事に買い物から帰ったきっこはいなりずしをつくります。

きっこのつくったいなりずしは、あきまつりの名物です。

怖い声のぬしも いなりずしをほおばっていましたよ。



秋の気配を少しづつ感じる季節に読んであげたい一冊です。

絵もかわいらしくて、すぐに絵本の世界に入ってくれました

おあげを100枚買う場面では、男の子達が大きな声で

「すげ~」という歓声もあがり

最後はちょっとほこっとするお話でした。


やまこえ のこえ かわこえて(こどものとも絵本)/こいで やすこ
¥840
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2「ずいとんさん」

       日野十成 再話     斉藤隆夫 絵
                福音館書店

                 ~こどものとも傑作集

昔話の再話です。

「ずいとん」というこぞうさんがお寺におりました。

ある日、おしょうさんが出かけるので

ずいとんさんに留守をまかせることになりました。

ずいとんさんがお経を唱えていると

「ずいーとーん」と聞こえてきます。

ずいとんさんが探し回ると…なんと、きつねの仕業。

こら~と追いかけると

きつねが本堂に逃げ込み、ご本尊が2体。

さてさて、きつねが化けたか?ということで

狐に聞こえるように

「このご本尊は、お経を上げると舌を出す…」

といってから、お経を上げると。狐のご本尊は舌を出しました。

こら~!とずいとんさん。狐をだますことができましたとさ。


はなしの展開が面白く

みんな真剣に聞いてくれていました。


ずいとんさん―日本の昔話(こどものとも絵本)/日野 十成
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今日は狐つながりの2冊でした。