「山のタンタラばあさん」
安房 直子 作 出久根 育 絵
小学館
タンタラばあさんは住んでいます。
「おもしろい人だよー。だって魔法つかうんだもの」って
動物たちは、みーんな知っています。
タンタラばあさんの小さな魔法は、山のみんなを
あたたかい気持ちにするんです。
私の大好きな大好きな 安房直子さんの作品。
彼女の描くお話には、少女時代の淡い夢の世界のエッセンスがいっぱい詰っていて
その表現の一つ一つが気持ちを暖かくしてくれます。
絵本のような、読み物の一冊。
大人でも子どもでも楽しめると思います。
よもぎの葉っぱで作った長いスカートにレンゲの花でこしらえた薄桃色のブラウス。
そのスカートを履き、まあるくふくらませて風にのる~ なんてすてきな夢のお話。
短い話が4つ入っています。
親子で楽しめるおすすめの一冊です。
(字が多いので小学生中学年以上にオススメ)