「辛い」のは何故か
悲しいのか
寂しいのか
苦しいのか
悔しいのか
未練か
希望か
分からない。
自分でも。
自分なりに解釈して
自分なりに飲み込んでも
これでいいのか分からなくなる
人に何が辛いかと問われても
自分でも分からないのに
どう説明すればいいんだ
責められてる気分になる。
飲み込んで強がって
閉じ込めたい思いでさえ
迂闊に口にしてしまいそうで
それ以上踏み込んでくるなと
デリカシーのない奴に言ってしまいそうになる
非常識な人たちを不定する気はないけれど
自分は常識人でいたいんだ
それが信念。
それが俺のプライド。
それでも
感情がプライドを捨てさせた。
既にもう信念を一部曲げたことで
その自分を正当化するために
付けた理由を否定され
ハッとする。
分かってるんだ。最初から
自分がするはずもないことを
してしまった。
あの時から「そうでいたい自分」ではなくなったんだ
それでもなんとかいたい自分に戻せるように
こうなったのには理由はあると。
これは例外なんだと自分を甘やかした。
そのしわ寄せで自分の感情がコントロールできない。
感情だけで行動するのが嫌いだ
後先考えない行動は嫌いだ
自己中心的は嫌いだ
そうだ。今でもそうだ。
けれどそうなってる。
認めたくはないけれど
例外を認めたことで
許容範囲がとてつもなく広くなってしまっている。
その例外の中で起こる出来事ごと許容すべく理由を付けていく
無意識でそうしていることに気付くこともなく…
感情を持たないロボットになりたいわけじゃない
でも感情を最優先させるほどの無謀な人間でもない
今は本来の俺じゃない。