個人的に関西の三大バラ園と決めつけた、荒牧バラ公園・中之島バラ園・須磨離宮公園の王侯貴族のバラ園に毎年撮影に行っています。
関西以外ではもっと広くて品種の多いバラ園もありますが、関西には特長があり好んでいます。
最初に訪れるのは、伊丹市の荒牧バラ公園です。
早咲きの「天津乙女」が多く咲いているためです。
日本の有名な育苗家、寺西菊雄氏が作出したバラで、日本のバラが初めて世界的に認められた記念的なバラです。
バラ公園全体が5分咲きの頃に訪れましたが、今年は開花が早かったそうで、ほとんどの花が萎れていて、茫然!
ようやく一輪だけ綺麗な花を見つけて撮影しました。
花びらの端にピンクが入っているのは、萎れかけた証拠。
今年も天津乙女は高値の花でした。
ここは傾斜を利用してバラを階段状に咲かせて、立体的に見せてくれます。
天津乙女以外のバラは満開直前の正に見頃でした。
南欧風の建物を思わせるアーケードやレンガ塀が、風景を作っています。
平和モニュメントの3本の赤い柱を背景に。
ここはツリー状になったスタンダード仕立てのバラが多く、人気があります。
荒牧バラ公園の魅力が伝われば嬉しいです。