毎日が日曜日の私にとって、GWは人が多いだけで出かけるメリットが無い忍耐週間⁈
ようやくGWが明け、いつもの神戸市立森林植物園にカメラを持って出かけました。
夜中の大雨が上げったものの、気温は3℃で強風が吹き、まるで冬のよう。
こういうときもあるよね!
とばかりに、ウインドブレーカーを羽織って開園直後に入園しました。
途中に道路に倒木があり、山はかなり荒れた様子。
でも、森は大雨や強風に耐え、いつもの姿で出迎えてくれました。
ベニドウダンの花がとても可愛らしく、ほっとしました。
ヤブデマリの木の枝に、白い花が枝一杯に並んでいます!
「今年も会えたね!」
別の木を撮影していると、通りすがった男性が声を掛けてくれ、互いにヤブデマリの美しさを語り合いました。
シャクナゲが咲く暗い谷の中央に「ハンカチの木」の花が咲いていました。
あの強風にも耐えたんだなあ、と感慨を覚えます。
長谷池の畔にも、少し低い木がたくさんのハンカチを咲かせていました!
オオデマリが何本も群生して、大きな塊になっています。
この季節のハイライトのように、清楚ながらも存在感のある白い花の塊に魅とれます。
数年見ることのできなかった「ヒメコウホネ」が咲いていました。
長谷池は、アサザや睡蓮が繁茂して、他の植物が追いやられています。
しかも、ミズバショウや半夏生などを増やそうとする植物園の試みで、ヒメコウホネが消えてしまったかと思っていました。
正直、この花が咲いてくれて、非常に嬉しく思います。
長谷池の畔を一周していると、紫色の花びらが落ちています。
見上げると山藤が咲いていました。
今年は藤の花の見頃がGWに重なり、あまりの人出で撮影に行けませんでしたので、嬉しい限りです。
珍しい花を見つけました。
ヒメシャリンバイです。
直径が1cmに満たない小さな花ですが、バラ科だけあってよく見ると艶やかです。
こちらも珍しい花です。
私は毎年撮影していますが、「ムベ」の花です。
アケビの仲間で、秋には実を付けるそうですが、私は見たことがありません。
「オンツツジ」が鮮やかなオレンジ色の花を咲かせています。
殆どのツツジが花期を終えた今ですが、まだ数種類のツツジが咲いています。
久しぶりの森林植物園でしたが、季節は着実に進み、まもなくアジサイの季節を迎えます。
ここは関西で有数のアジサイの名所で、多くの人が来られますので、人の少ない日を選んで撮影に出かけたいと思います。
それにしても10日前には長野県で雪の北アルプスを撮影したばかり。
日本は広いですね!