桜の撮影に明け暮れて、ブログ更新が滞ってしまいました。

 

4月3~4日に撮影に行きました南信州の桜をご紹介します。

 

今年は平年より約10日も桜の開花が早く、大慌てで準備しました。

 

朝6時に家を出発し、高速をとばして11時に麻績の里(おみのさと:長野県飯田市座光寺)に到着しました。

昨年も計画していたのですが、体調を崩して断念した経緯があり、今年晴れた満開の時に来れた喜びがあふれてきます。

写真は「舞台桜」です。

樹齢350年、花弁が5~10枚の花が混じる珍しい桜です。

 

降り注ぐ桜の枝

 

桜の生命力が素晴らしい!

 

すぐ近くに「石塚桜」が咲いていますが、花が半分ほど散っていました。

それでも美しさが十分伝わってきます。

 

麻績神社の階段を登ると小高い丘に桜が咲いていました。

まだ若い樹ですが、勢いがあります。

 

次に、車で15分ほどの「瑠璃寺」(長野県高森町)に行きました。

山を登っていきますので、眺望が良くなってきました。

 

南アルプスの真っ白な荒川三山が見えていました。

アルプスの白い山と桜のコントラストは本当に美しいですね。

 

 

 

1日目のハイライトである「高遠城址公園」(長野県伊那市)に、”天下第一の桜”を撮影に行きました。

ちょうど満開で、近くの駐車場は満車。やむなく離れた川沿いの臨時駐車場に停め、重いカメラ機材を担いで歩きました。

ここの桜は、「タカトオコヒガンザクラ」というやや小ぶりでピンク色が少し濃い可愛らしい桜です。

約1,500本もありますので、もう桜に囲まれて幸せな気分になれます。

問屋門の桜です。

 

タカトオコヒガンザクラのアップ

 

城址内の神社

 

南アルプスが輝いていました。

 

高遠湖と桜

 

当初予定では、18時からライトアップを撮影する予定でしたが、花粉症のアレルギーがショック状態になり、断念してホテルに泊まりました。

 

翌日は、守屋山に登ってアルプスの絶景を撮影する予定でしたが、前日のアレルギーショックで体調を崩し、予定変更をして松本市の「弘法山古墳」にいきました。

3世紀末に造られた前方後方墳(間違いではありません)ですが、誰の古墳か不明で古墳の上を歩くことができます。

坂を上っていくと桜のトンネルの先に北アルプスが見えてきました。

 

目の前に真っ白な常念岳が見えています。

桜と雪の常念岳 最高に美しい!

もう少し雪が融けると”常念坊”の雪形が現れ、田植えの時期が近づいたことを知らせてくれます。

 

この古墳に祀られた有力者は、この景色の拾い地域を支配していたのでしょうか。

超広角レンズで広い空間を撮ってみました。

 

青空と満開の桜、これだけで十分美しいうえに雪の積もったアルプスの山々が見えるのですから、これを絶景と言わずに何というのでしょうね。

 

それでも更なる絶景を求めて、松本城に行きました。

満開の桜と青空とお城と常念岳を撮るという、欲張った試みです。

写真の常識で言えば、欲張り過ぎは失敗のもとです。

なにを伝えたいのか不明確になるためですが、今回はそれらの総体としての美しさを見せたいので、失敗覚悟です。

 

 

やはり失敗したようですね(笑)

しかし撮りたいものは撮りたいというアマチュア根性が原点ですので、お許しを。

これは桜抜きです。

 

体調が限界でしたので、ここで諦めて帰路につきました。

写真は駒ケ岳SAで撮影した南アルプスです。

 

体調を崩したモノの、快晴と満開の桜を撮ることができ、喜びでいっぱいです。