最近、ミモザの花の人気が高まっているようですね。
私がミモザの花を知ったのは2016年、神戸市立森林植物園の「ブリスベーンの森」でした。標識には「フサアカシア」と書かれていましたが、毎年花をたくさん咲かせるようになり、その美しさに徐々に魅了されました。
今年は花の撮影に工夫を凝らし、今までとちょっと違う花の撮影を始めました。
その一つにミモザを選びましたが、神戸市内のよく知られているミモザの名所は、なんだかフランスっぽい雰囲気作りに利用されているイメージがあり、好みではありません。
やはり自然の中で咲いている生命力のある樹を撮影したいものです。
既に森林植物園にはミモザは無く、ネットで県下の情報を調べて、加古川の平荘湖と花の寺円照寺に下見に行ってきました。(3月4日)
平荘湖は、登山情報サイトに投稿された詳しい地図を参考に探しましたが、見当たらず断念。
次の円照寺には5~6本の木がありましたが、いずれも木が小さく、葉が寒さで痛んでいて、ちょっと残念でした。
ただクリスマスローズや紫陽花の品種が多く、狭い敷地にたくさんの花を育てておられるご苦労は素晴らしいと思いました。
帰路にふと思い出したのが「しあわせの村」にミモザがあったことでした。
薬樹園の端、ローンボウル場の隣に3本ありました。
まだ蕾が多いのですが、見事な大木です。
この木を目標と定め、花が開く時期を狙って3月9日に下見がてらの撮影。
まだ蕾が多い中、開いたばかりの花が可愛い雰囲気です。
葉の色も美しい緑で、もう少し薄い方が好みですが贅沢は言っておられません。
マイクロレンズ(ニコン以外はマクロレンズと呼ぶそうです)にソフトフィルターを付けてふんわり感を撮ってみました。
花の見頃を狙って3月16日に三回目の撮影。
青空をバックに樹の勢いを表現してみました。
花の中に入って、花の重みで垂れ下がる枝を撮影しました。
しあわせの村の施設(動物共生センター)を背景に、空間の広がりを撮ってみました。ミモザには青空が必要です!
ソフトフィルターを使ってふんわり感を狙いました。
ここまでの撮影で、ソフトフィルターに頼りすぎ、どうしても納得できる写真が撮れません。
思い切ってマイクロレンズを買い替えました。(FマウントからZマウントに)
今までのレンズもとても良いレンズと評判でしたが、最新の大口径のZマウントの表現力に期待して購入し、3月22日に試し撮りに行ってきました。
ようやく納得できる写真になってきました。
背景のボケ味は最高です!
短時間の撮影でしたが、すこしずつ思うような写真が撮れるようになってきたように感じています。
ミモザの花の美しさ・可愛らしさ・優しさを、少しでも感じていただければ幸いです。