早春に可愛い花を咲かせ、花後は姿が消えて翌年まで土の中で過ごす。

そんな「春の妖精」の魅力に憑りつかれて、もう10年以上。

 

主に神戸市立森林植物園で撮影していますが、小さなロックガーデンなので

群生という訳にはいきません。

 

バイカオウレンやセリバオウレン、セツブンソウなどが群生する六甲高山植物園は標高800m以上で冬は休園ですが、数日間だけ特別開園してくれます。

 

今年は久しぶりに開園するということで、初日に行ってきました。

先着100名にスイスの高山植物の苗が頂けるとあって、開園前から大行列。

強風と低温で震えながら15分間待ち続け、ようやくゲットしました。

 

皆さんのお目当ては「バイカオウレン」の大群生。斜面一面に咲いています。

5弁の花びらが梅の花のようで、梅花黄連と名付けられました。

 

小さな花ですので、広く撮影すると花が見えません。

カメラを低くして、苦心しながらの撮影でした。

 

これがベストショット!

 

まだ早いと思っていた「セリバオウレン」も数は少ないですが、咲いていました。

直径3mmほどの小さな花で、気づかずに通り過ぎる人もいるほど。

淡いピンク色の可憐な花は、正に「春の妖精」ですね。

 

ガラス室に鉢植えの「シクラメン・コウム」が咲いていました。

華やかな色と可愛い形で、春近しと感じます。

 

 

小便小僧広場の下に、セツブンソウの大群落があります。

人気の花ですが、名前どおり節分の頃に咲き始めますので、少し遅すぎて花の色が褪せています。

あちこち綺麗な色の花を探し回りました。

 

3月にも特別開園があるそうで、楽しめることと思います。