バレンタイン寒波がきても、北六甲はそれほど冷え込まず、多分今シーズンはもう滝が凍った氷瀑をみることはできないかもしれません。

 

唯一、1月末の寒波で見事に凍った氷瀑の写真をアップします。

 

1月31日、最低気温が氷点下5℃以下の寒い日でしたが、氷瀑を撮れるチャンスと早朝から有馬温泉に。

紅葉谷登山口から歩き始めました。

土砂崩れの跡の整備された斜面を見ながら、神戸市の治山治水事業に感謝です。

 

紅葉谷出合から左の川沿いの谷に入ります。

あまり人が入らない登山道ですので、6本爪のアイゼンを着けました。

 

谷道から左の脇道(行き止まり)を少し行くと白石滝に到着。

水が2段に落ちていますが、結構氷が付いています。

 

川の石にも氷が。

 

元の道に戻って谷を登ります。

中央の岩の間を通り、楽しめます。

 

谷が大きく右に回り込む先に、右の斜面に登る道と左の谷に入る道の分岐点があります。

左の谷に入ると、すぐに百間滝が見えました。

凍っています!

思わず歓声があがります。

こんな山中で、自然の造形の美しい姿に出会えるとは!

 

少し戻って、谷から離れる斜面を登ると紅葉谷道に出ます。

この道の合流地点手前は崩落していて、ロープが頼りです。

アイゼン無しではとても歩けませんのでご注意ください。

 

紅葉谷道を少し下って、七曲滝へ行く下り道があります。

標識の無い、分岐の多い道です。

谷沿いに歩くと、小さな蟇滝(下の写真)を右に見ながら通過します。

岩が出っ張っていて、指先で岩の出っ張りを掴み、身体を保持しないと通過できない場所があります。

断念して迂回するパーティーも見かけました。

無理は禁物ですね。

 

ようやく七曲滝に到着です。

迂回したり別のルートから来られた人も多く、滝の周囲は人で一杯です。

よく氷結してくれたと思いますが、毎年来られる方は、中央の水も凍り付くと言われてました。

私はこの状態の方が滝として美しいと思いましたが。

 

 

 

 

 

氷瀑の撮影は初めてでしたが、行った甲斐がありました。

 

もっと凍る日があればと、チャンスを伺っていましたが、今年はどうでしょうか。

撮れるときに撮る!

写真家の行動規範でした。