神戸市立森林植物園に春の足音が近づきました。

 

暦は立春、これから徐々に春になるとされる頃ですが、2日間(2/11~12)続いた春の陽気で

ロックガーデンの可憐な「春の妖精」(Spring Ephemeral )が花を開き始めました。

 

1月下旬からの写真で、森に春が近づく様子をご紹介します。

 

1月下旬、アナベルの丘は雪景色でした。

 

暖かそうな光ですが、冷たい風に体は震えます。

 

ロックガーデンはひっそりと静まり返り、ユキワリイチゲの花は寒そうに微かに開きそうな気配。

 

トチノキ谷の入口にひっそりと咲くミツマタが、花芽を付けました。

 

2月5日

セツブンソウは、毎年節分の頃に開花しますが、今年は少し遅く花が起き上がりました。

でも、まだ開いていません。

 

福寿草の蕾が大きく伸びてきました。

でも、今年は開花が遅いようです。

 

長谷池の傍で野鳥が餌を探していました。

名前がわかりませんが、可愛い顔ですね。

 

ロックガーデンで最初に咲くのは「バイカオウレン(梅花黄連)」です。

2月9日には、しっかりと花が開き、美しい姿を見せてくれました。

5弁の花びら(本当はガク)が梅の花のようです。

 

2月12日

天津の森でマンサクが咲いていました。

1月末から咲いていましたが、この日は満開でした。

 

遅れて黄色いシナマンサクも咲きました。

森林植物園にはオオバマンサクや和種のマンサクの木もありますが、まだ花は咲いていません。

 

待ち焦がれていたセツブンソウが花を開きました。

直径5mmもない小さな花の中に、深いブルーと周囲を取り囲む黄緑色の輪。

私は「小さな宇宙」と名付けています。

本当に神秘的な花です!

黄緑色はすぐに黄色くなり、この色を見ることができた人はラッキーかも。

 

この日、福寿草が咲いたと植物園のFacebookページに情報が投稿されました。

昨年より10日遅いとか。

咲いたばかりの福寿草の花びらは眩いばかりです。

 

1月から花は起き上がっていても、開かなかった「ユキワリイチゲ」がようやく開き、

魅惑的な薄紫色を見せてくれました。

肉眼では微かな色ですが、カメラの露出を少し下げて撮るとハッキリ写ります。

 

これから、正に妖精のようなセリバオウレン・可憐なカタクリ・イチリンソウ・ニリンソウ・ミツマタ・ミツバツツジ・ヒュウガミズキ・アカヤシオなどが次々と咲いていきます。

 

春の森には生命力がみなぎり、花々は美しい姿で私たちを魅了してくれます。

 

「森の癒し」を感じてみませんか?