六甲山北麓のマイタウンは連日最低気温が氷点下。

 

外に出かけるのも億劫ですが、こんなときにしか見られない景色があります。

 

朝の気温-2℃の日、朝9時の開園を待って完全装備(毛糸の帽子・ネックウォーマー・ダウンジャケット・2重の手袋)で神戸市立森林植物園に行ってきました。

 

展示館前の森で職員さんが写真を撮っておられます。

挨拶すると顔見知りの職員さんが「今日も出てますよ!」と教えてくれました。

 

それは・・

「シモバシラ」です。

自然現象の霜柱ではありません。

 

「シモバシラ」という植物の枯れた茎の周囲に咲いた氷の花です。

高さは15cmほどですが、もっと寒くなれば20~30cmになります。

気温がマイナス2~6℃のときに出現するそうです。

さきほどの職員さんによると、この冬早くも4回目とか。

 

水飴のような光沢、クルクル巻き付いた不思議な形。

どうしてこんなに美しい形ができるのだろう?

冬の森の奇跡としか思えません。

 

こちらは氷感がありますね。

 

長谷池に行くと、ラクウショウの気根が朝日を浴びて起き出したようです。

 

池は全面が氷結していました。

 

空の青が氷に反射して綺麗です。

 

冬は木の葉が落ちて野鳥が見えやすくなります。

私は野鳥には詳しくないので、多分ですが「ヤマガラ」かな?

 

こちらは逆光でよく見えなかったので全く自信がありませんが、「カシラダカ」かも。

 

野鳥を探しに「あじさいの小径」に行くと、6月下旬に丘一面に真っ白に咲くアナベルが、枯れながらも美しい景色を生み出していました。

 

何年も通っているのに、この景色に気づいたのは初めて。

圧巻の景色です!

 

寒い朝でしたが、出かけたおかげで美しい景色に出会えました。

 

シモバシラをもっときれいに撮りたい。

 

この冬さらに何度か訪れることになるでしょう。