かねてより蒜山の紅葉を撮影したいと思っていて、ようやく実現。
当初、友人達と5名で登山予定だったが、雨で延期。
予備日は快晴だったが、友人たちは多忙で不参加。
暇なのは私だけだったようで、カメラと三脚を持って撮影登山に切り替えた。
登山では持っていける機材は限られるし、重量物は持っていく体力が無い。
カメラはNikon Z6(ミラーレスで軽い)、三脚はSLIKの登山用のSPRINT MINI。
レンズはNikon 24-70/4 S のみ。
本来は24-200/4を常用しているが、画像が綺麗な24-70を選択。
ザックの肩ベルトにアッタチメントを付けて、両手を空けて万全。
自宅を5時前に出発して8時に上蒜山駐車場に到着。
登山靴に履き替えて、出発!
登山口には牧場の傍を通る。
朝霜が降りていて、草の模様が美しい。
牧場の朝は清々しい!
登山口から森の中に突入し、いきなりの階段続きに閉口。
しばらく登って振り返ると雲海の端が見えた。
山頂で出会ったカップルによると、下蒜山で雲海が見えたとのこと。
南南西方面の山々が見えるが、奥に見える高い山はどこだろうか。
西南西の山並みも美しい。
右か三平山・朝鍋鷲ヶ山・金ヶ谷山と思われる。
森を抜け、快適な登山道。
最高の天気に恵まれ、感謝。
中蒜山の裾野の自然な黄葉が綺麗だ。
蒜山には紅く紅葉する樹が少ない。
標高900mあたりに登ると、皆ヶ山と二俣山の間から大山が見えてきた。
崩落の多い岩山の存在感が圧倒的!
中蒜山と同じくらいの標高に達した。
深く削られた谷と稜線が陰影を付けて、どっしりした印象だ。
八合目の槍ヶ峯(1,100m)から大山が大きく見え、美しい!
手前に特徴的な山容の烏ヶ山(カラスガセン、1448m)が見える。
中蒜山が下に見え、山頂がよく分かる。
30分ほどで二百名山・上蒜山と中蒜山の分岐点(1,202m)に着き、山頂の標識が
あった。
本当の山頂は北西の熊笹の奥で、三角点(1,199.7m)があるそうだが、標高は
低いし、熊笹を掻き分け、水たまりを歩くのも嫌なので丁重に辞退した。
計画では中蒜山に行く予定で、東に急斜面を下りだしたが鎖場が出てきて
(鎖など必要ないと思える程度)、戻り返しが辛そうなので行くか戻るか思案。
ちょうど景色の良い場所があったので三脚を立てて撮影に入った。
上蒜山から中蒜山への稜線と登山道がよく見える。
中蒜山の左に下蒜山(1,100.4m)も見える。
撮影を終了して上蒜山に登り返し、昼食。
山頂で出会ったカップルは、下蒜山から縦走して来られたとか。
意外と早く縦走できることを初めて知った。
次は犬挟峠から三山を縦走したいが、どうやって登山口に戻るか?
午後になり、太陽の方向が変わり、登りとは違う景色が現れた。
大山に横から日が当たり、崩落している谷が影になって浮かび上がる。
荒々しい山容に自然の迫力を感じる。
中蒜山の裾野の黄葉が光を浴びて輝きだした。
美しい!
大山から西に伸びる裾野が広大で、スケールの大きい絶景に感動した!
火山性の粘土質の山道は下りでは滑りやすく、神経を使い過ぎて疲れた。
ようやく牧場に到着。
ジャージー牛が近づいてきた。
撮影登山として申し分のないお天気に恵まれた。
しかし、2日前に友人と須磨アルプスに行ったばかりで体力に不安があり、
今回は上蒜山だけになってしまった。
次回は、中蒜山と上蒜山の鞍部から上蒜山を撮影してみたい。
帰路、蒜山やつか温泉快湯館で汗を流し、快適にドライブして帰宅した。