神戸開港150年記念事業として、新港突堤西地区(第1~第2突堤)の再開発が進んできました。

既に大人の水族館「アトア」が開業し、周辺の道路も整備され、立体駐車場もオープン間近。

フェリシモ(」通販事業)の本社はすでに移転してきました。

 

新港第一突堤といえば、練習船が停泊するところ。

帆船の日本丸や海王丸などを撮影に足しげく通っていましたが、再開発工事が気になっていました。

しばらく行っていないので、どんな様子か見に行きました。


立体駐車場から道路を跨いでアトアにつながる遊歩道が整備されていました。

黒っぽい建物がアトアが入っている「神戸ポートミュージアム」です。

チケット売り場に結構な長さの行列がありましたが、すべてカップル。

アトアの向こうは海です。

 

遊歩道の先端から神戸港を見下ろした様子です。

第一突堤の東に練習船「大成丸」が停泊しています。

写真の下にテーブルと椅子が見えますが、防潮堤の上部をテーブル風にして、

椅子を作った模様。

まるで海のカフェ!

 

海のカフェからの景色です。

右の建物は第一突堤内に建てられた「神戸みなと温泉 蓮」です。

水平線と空と海と船。

もう何もいらないと思いませんか?

 

ちょうど前方から赤い船(小さなタンカー?)が入港し、自力でUターンしながら第2突堤に接岸しました。

まるでUSJのショーのよう、いや、本物ですから、それ以上の迫力です!

 

後ろを見ると、フェリシモ本社が入る商業棟「STAGE FELISSIMO」の1階でお店が開業準備中。

2Fには昨年10月にオープンした「チョコレート ミュージアム」が。

 

幕末、勝海舟の進言で「神戸海軍操練所」が作られた新港地区。

鎖国を解くにあたり、兵庫港も開港することになりましたが、京都御所に近いため、異人嫌いの攘夷派公家の反対で、幕府は神戸港を開港し、その後、兵庫港と一体化するという奇策に。

明治期末から大正時代に第一から第四突堤が建設され、倉庫が立ち並ぶ古い港街でしたが、都心のウォーターフロントとして、集客・観光だけでなく、新しい文化を発信する基地になりそうです。

 

西からは、ハーバーランドの活性化、メリケンパークの整備、乙仲通りの活性化、モトコーの耐震化工事によるリニューアルと続き、東からは東遊園地の整備工事と「こども本の森」図書館の開館、花時計の移転、フェリーターミナル(新港第三突堤)の整備、そして新港突堤西地区の再整備で、全体がつながり始め、着々と神戸ベイエリア再整備の全体像が見えてきました。

 

三宮とウォーアーフロントを結ぶタンデムスタイルの「連結バス」が運航し、横浜のような観光ロープウェイも計画されているとか。

これから、ますます目が離せませんね。

新しい日本になる最先端を走る街・神戸。

 

私たちの誇りです。