最近 フと思う事がある。


お父は私達には

『余命は知りたくない』っと話した。


昨年の3月30日

弟が付き添ってくれた

抗癌剤治療の日。

治療前の採血で炎症値が高く

抗癌剤治療が中止となった。

弟②から届いたLINE。

私達家族は
お父にはこの事は伝えなかった。

この弟②は
10代で悪性リンパ腫を患い
抗癌剤治療、放射線治療を経て
幸いにも完治。

お父も自分が
悪性リンパ腫だと
かかりつけ医から連絡があり、
その後
扁平上皮癌と診断され
原発不明がんと分かり
完治を信じ、担当医を信じ
治療に前向きだった。

担当医から
緩和ケアへの移行を薦められ
自分がもう治らないと分かってから
がんの進行を自分自身の身体で
解ってから
どんな気持ちだったのだろう。

がんと共存しながら
どんな思いで過ごしていたのかな。

もっともっと
心に寄り添って
もっともっと
ちゃんと話せば良かった。

きっと
本当は
怖かったんだろうな。

死と向き合いながら
老健で不安だっただろうな。

最近
色んな気持ちがこみあげる。


あの頃のお父の気持ち
ちゃんと言葉で受け止めたかったな。

ごめんね。
お父。

私自身も
現実から逃げてたわ。

もっともっと
向き合えれたら良かった。

ごめんね。
お父。


死と向き合う大切さを
教えてくれて
ありがとう。