光と影【もう一人の自分へ】
いつからだろう…
私たちが こんなふうになってしまったのは。
傷ついて深く心を閉ざした扉には
重く冷たい鎖がかけられ 二度と開くコトができない…
すき間からこぼれる一筋の光を…
信じて高く高く手を伸ばすけど
その光はまぼろし…
ふと消えてしまう。
同じ傷を持った闇のあなたは わたし。
そして私はあなた。
【いつから こんな最低な人間になっちゃったの？】
あなたは私に問いかけるけど…
私だって同じ。
【いつから こんな人間になっちゃったの？】
日常が適応しない…。
人なんて信用できなくて 信用したら奈落の底に 突き落とされる。
人は臆病な生き物だから きっと生きる為に
自分を守る為に
嘘をつくんだよ。
だから大切な者にさえ
本当の自分を隠しいつわり続けるんだよ…。
心なんて見えないんだよ。
私たちには教えてなんてくれない。
真っすぐなんて見てくれない。
それなら 同じ傷を持つ二人が傷を舐め合い 進んで行こうか…
偽らない二人なら
手の届かない傷も舐め合える。
暗闇が怖くて
ひとり怯えていても
二人なら きっと歩ける。
あなたは私の光
あなたは私の影…。
もぉ一人の私…。
心を伝え合えれるなら
何も怖くないよ。
一番悪いトコや弱いトコを話し合える二人なら
きっと道はある。
もぉ何かに怯え怖がる必要なんてない。
助けてあげるよ。
そして
私もたすけて…
こんな嘘の世界なんて
なんの未練もない。
光と影
もう一人の自分へ…
【手を伸ばして二人で行こうょ…理想の世界へ…誰も居ない国へ…】
ＰＳ
あくまでも短編な物語です。。。