せっかちの芸人①・企画発案者のナイツ・塙宣之さん

 

 

①日干支は25番戊子。

②午未生年中殺。

③日月の旺気刑

④月年の破

⑤日年の納音

⑥火性ゼロ

 

 

せっかちの素ということで、位相法を中心にみています。

 

今回は④月年の破をみていきたいと思います。

 

 

心と行動、手段と行動のあいだの位相法は破

 

破というのは、ほころびのことで、ちいさな亀裂ややぶれに気が付いて、それを修復する働きがあります。

 

 

破の中身は卯→午。

春真っ盛りの開花の卯 →真夏が極まって季節が変わろうとするぎりぎりの極み

 

春の頂上から夏の頂上へ

勢いの春から陰転変化へ

改革者的要素あり

 

 

気の流れは乙→丁→己(相生)と乙→×己(相剋)の二つが同時に流れています。

 

はじまりは心・手段の乙。

乙→丁→己は相生の流れだけど、陰と陰でくっつかない。

 

二つのあいだには距離があって、それは鳳閣星的に冷静な客観となって、いわゆるよ~く見える、なのでいやでも気づいてしまうという傾向になる。せっかちの素発見!

 

 

同時に乙→×己のあいだにも距離があって、よく見えています。

こちらは対冲、心を中心にみると、禄存星的に外に向かう、前に出ていく。

 

禄存的だけど、正反対のぶつかり合いなので、葛藤、反発、イライラ、争いも起こる間柄です。

 

現実に葛藤、反発、争いとして起こってしまうので、そこには創造力を働かせて補うような作用が2次的に起こるようになります。

それが対冲の大事なところであり、そこにこの対冲の可能性が隠れているのですが、うまく乗りこなせないうちは、争いを起こすこともあります。

 

 

 

星に直すと、牽牛星→中殺玉堂星→中殺石門星✖←牽牛星

気の流れ先は中殺石門星、異自我に溜まります。

 

 

ワンワードに直してみると、役割→マニアックな習得→無差別人間関係/消私/変幻自在異自我×←役割

 

その前にまず出だしは、いちばん使いやすいスタートの南の星、これが牽牛星で、破のなかの牽牛星と二連変化します。

大義を背負って役割を果たす、自分に鞭を打ち、自分を追い立てながら生きる。大義に何が入るか、何を入れるかですが、牽牛星が2つ重なると、車騎星一個の働きになって、主観星なのに自分以外の要素で動くことになるという変化になります。

 

その背負った役割がマニアックな習得に入り、現実世界を改革する。これは、卯→午の改革者的要素とシンクロしています。アイディアマン。塙さんのボケはここから?目がハート

 

昨日やった司禄星に蓄積されたものもこの役割にも入ってくるので、塙さんの水甕にはいろんな要素のものが沢山入っていて、そこからアイディアが溢れていそうです。

 

その流れを汲んだマニアックな習得で作られるすべての気の溜まり先の異自我。

その別の自分が理性的な理論派として自己表現する。これはテレビでよく見かける塙さん、漫才師としての完成された塙さんですね。ニコニコ

 

 

この異自我を作るための破。

そのためにせっかちは副作用というか、せっかちだからこそ、そこから変化や予期しないものが生まれる可能性があって、それがタレントとしての塙さんを作っている気づき

 

(つづきます)