この体は神様からの「かしものかりもの」と教えられます。
私たちの体は、親神様がお貸しくださっているもの、親神様からお借りしているものなのです。
お貸しくださっているのですから、貸主(貸してくれた方)の思いに沿って使わせて頂くことが肝心ですね。
ここでいう貸主は親神様ですから、親神様の思いに沿ってこの体を使わせていただくことが大切です。
では、その神様の思いとは何か。
それは、私たち人間が陽気ぐらしをするのを見て、神も共に楽しみたい、という思いです。
陽気ぐらしとは、世界中の全ての人間が、たすけあって暮らす世界のことです。
ですから、その思いに添えるように、私たちは身の回りの人たちと助け合って暮らさなければなりません。
夫婦や親子で喧嘩したりする姿は神様は望んでおられません。
人と憎み合ったりする関係は神様は望んでおられません。
神様がお望みになっているのは、たすけあう姿なのです。
【たすけあうための心遣い】
たすけあうためにどういう心づかいをすればいいのか。
その一つとして、天理教では「誠」の心遣いを教えられています。
「誠」とは、人を思いやり、常に人の良いよう、喜ぶよう、たすかるように心を配る心づかいのことを言います。
「人の良いよう、喜ぶよう、たすかるように心を配る」とは、どうすれば相手にとって良いと感じてくれるか、喜んでくれるか、たすかると思ってもらえるか、を考えて行動する、ということです。
例えば、朝起きた時に、どういう挨拶をしたら相手に気持ち良いと思ってもらえるか、どういう仕事をしたら相手がたすかるか、を考えて、笑顔で挨拶し、奥さんの仕事を手伝ってあげる、とか。
職場でも、後輩に優しく声をかけて相談にのってあげたり、他の人の仕事が終わっていなければ手伝ってあげたり、などなど。
相手が良いよう、喜ぶよう、たすかるように心を配るというのは、誰でも、いつでも、心掛けさえすればできることなのです。
【病の元は心から】
天理教において、病の元は心からと教えられます。
この体は神様からの借り物です。
この体が元気に動くのも、反対に病気になるのも、全て神様のお働きがあってこそと教えられます。
神様からの借り物ですから、神様の思いに沿った使い方をすれば、病気になることはありません。
反対に、神様の思いに沿わない心遣いをすれば、神様から病気を頂くことになります。つまり、病気は神様からのメッセージなのです。
ですから、病気になったなら、今までの心づかいを反省し、改めるべきところを改めるなら、きっと病気は全快の結果を頂けます。
悪い心づかいを反省し、先ほど述べた「誠」の心づかいに改める。
そうすれば、決して病気になることはなく、いつまでも健康に、そして良いことが身の回りに起きてくるのです。
心さえ変われば神様はすぐにでもご守護をくださいます。
皆さんも、今、この瞬間から心を入れ替え、ぜひ神様が喜ぶ心遣いをしてみてください。
それでは今日はこの辺で。今日も最後までお読み頂きありがとうございました😊