最近読んだ本「和菓子のアン」という本を読んで、上生菓子を食べたくなり、買ってみた。実は、見たことはあっても、きちんと買って食べたことはないかもしれない。
デパ地下の和菓子屋さんでバイトするアンちゃんが、ゆる〜い謎解きをするというお話。そこに出てくる上生菓子には、一つひとつにストーリーがあるところが素敵で、実際に食べてみたくなったというわけ。
塩瀬総本家
昨日は、渋谷で手土産を買うついでに、何気なく「塩瀬総本家」の上生菓子を購入してみたが、調べて見ると、歴史のある名家だった。
「塩瀬総本家」は、670年以上続いている老舗中の老舗。創業は、なんと室町時代に遡る!すごいね
数ある上菓子のうち、2つほど購入。
「山吹(やまぶき)」
きんとん、つぶあん
やまぶき色の元になっている、あの「山吹」かぁ。実際は、黄金色の花。4月から5月にかけて山に咲き、春の訪れを祝うような鮮やかな色が印象的。
緑の山の中に咲く黄金色の山吹一輪を、この上生菓子で、表現しているのだろう。とてもかわいらしい!
ねっとりしすぎず、ほどよい甘さでおいしい。
「びわ」
ういろう、黄味餡
見た目がかわいく、一目惚れういろうの食感と、風味豊かな黄味餡がとても絶品!これは、もう一度食べたいわ!
上生菓子は、蓋を開けなければ、日持ちするという。
上生菓子は、見た目も味も楽しめる。一つひとつ、その源泉のストーリーを調べる楽しさもある。魅力にハマってしまったわ!ぜひ、季節ごとに楽しみたいね。