カトリーヌ・ド・メディシスの教え




カトリーヌ・ド・メディシスはフランス王アンリ2世の王妃でした。

彼女は、イタリアで発達した紅,白粉,まゆ墨,アイラインを使う化粧法を

フランスに伝えたのです。

その他にも、カトリーヌはイタリアの先進文化をフランスに

もたらす役割も果たしており、

フィレンツェ料理を宮廷に持ち込みフランス料理を改革させました。

それまでフランス人は手づかみで食事をしていましたが、

カトリーヌがナイフやフォーク、その他の食器類そして

食事作法を伝えました。

またソースや地中海産の野菜を取り入れさせて

フランス料理の幅を広げるとともにアイスクリーム、

フロランタン、マカロンといった菓子類もフランスに伝えたそうです。

カトリーヌ本人も美食家で、

このため寡婦になってからは非常な肥満体になってしまいあした(笑)



また、占星術などの占いを好んでいて

特にルーカ・ガウリコ、ミシェル・ド・ノートルダム、

コジモ・ルッジェーリといった占星術師を重用しておりました。

カトリーヌが死の直前まで自身の死に関する予言を気にしていたとされるエピソードは、

彼女の占いへの傾倒ぶりを感じさせますね。

メディチ家の先祖が薬剤師とされていたことから「毒を盛る女」、

「マダム・サタン」(Madame Satan)、

「蛇姫」(Madame la Serpent)と呼ばれ、

フランソワ1世の第一王子フランソワが急死した際には

カトリーヌによる毒殺が噂され、

また政敵ジャンヌ・ダルブレが急死した際にも

カトリーヌが毒殺したとプロテスタントから非難されております(言いがかりですが)


彼女は現代の女性が好む文化

化粧、食事、占いの先駆者でした。

まるで私のようだわ(笑)