センバツ8日目の結果です。


第1試合。


中央学院(千葉)7−6 宇治山田商(三重)


第2試合。


青森山田(青森)6×−5(延長10回タイブレーク)広陵(広島)


第3試合。


大阪桐蔭(大阪)4−2 神村学園(鹿児島)


第4試合。


報徳学園(兵庫)6−1 常総学院(茨城)




第1試合、中央学院が2回に犠牲フライで1点先制。3回に3点、4回にも3点を加え、4回表までに7−0と大きくリード!


しかし4回裏、宇治山田商はようやく1点返し、6回には3点取り、さらに8回にも2点を返してついに1点差びっくり


9回にも宇治山田商は四球のランナーが盗塁でニ塁に行きましたが結局、無得点でゲームセット。


あわや大逆転負けの猛追にあった中央学院は初の8強入り。千葉県勢の8強は昨年の専大松戸に続き2年連続14度目です。準々決勝に勝てば2019年準優勝の習志野以来、5年ぶり7度目の4強入りとなります。


関東勢は健大高崎、山梨学院に続く8強入りで東京を含む関東勢が3校以上、準々決勝へ進んだのは山梨学院が優勝したほか8強に作新学院、専大松戸、東海大菅生が入った昨年に続く2年連続で16度目。1987年と昨年は史上最多の4校が8強入りしました。東京を除く3校以上が8強入りしたのは1988、98、00、15、23年に続く2年連続6度目です。


三重県勢が千葉県勢と対戦したのは春夏を通じて2度目で、敗れたのは初。2008年春の2回戦で宇治山田商が、21世紀枠で1回戦を勝ち上がった安房を4−3で破ったのが唯一の対戦でした。


東海勢が8強入りできなかったのは、出場校が8校で東海地区から1校だけ出場した静岡中が初戦敗退した1927年を除けば3年連続29度目。3年連続以上は79~81年、85~87年、2000~03年に続く4度目となった。来年も8強入りできなければ、22年ぶり2度目のワースト記録となります。




第2試合、青森山田はエラーや四死球でランナーを出したことはありましたが7回までヒットなし。しかし広陵も得点することが出来ずに無得点のまま8回へ。


8回表、広陵は2点を取って遂に均衡が破れるグーその裏、青森山田は無死から初ヒットを放ち、その後、満塁にして同点タイムリーヒット。


9回表、広陵は3点を加えて突き放すがその裏、青森山田は1アウト満塁から同点タイムリースリーベース!!


延長10回表、広陵は無得点。その裏、青森山田は無死満塁から犠牲フライを放ち、サヨナラ🙌


青森山田はセンバツ初の8強。初戦の京都国際戦に続き、2戦連続のサヨナラ勝ちです。


青森県勢がセンバツで8強入りしたのは2012年準優勝の光星学院(現:八戸学院光星)以来、12年ぶり4度目。東北勢では宮城の11度、秋田の5度に次ぎ、岩手と並ぶ3位タイとなりました。準々決勝に勝てば3度目のセンバツ4強で東北勢では宮城と並ぶ最多となります。夏は東北勢で2位タイの11度、8強入りしています。


広陵は昨夏の慶応との3回戦に続いて延長タイブレークの末に敗退しました。昨夏は後攻だったけど負けてしまったんですねショボーン


それにしても7回までヒットすら打てなかった青森山田が最終的にはタイブレークでサヨナラ勝ち…高校野球は分からないものだ🤔




第3試合、神村学園が1回表に暴投で1点先制。しかし大阪桐蔭はその裏に犠牲フライで同点。


大阪桐蔭は3回にタイムリースリーベースで1点勝ち越し。5回には大会第3号のランニングホームランで1点加え、6回にも犠牲フライで1点を加えました。


神村学園は9回、ノーアウトから連打で1点を返し、なおもランナー三塁まで攻めましたがヒットは出ませんでした。


大阪桐蔭は3年連続8強入り。西谷浩一監督は高嶋仁監督(智弁和歌山など)を抜き歴代単独トップとなる甲子園69勝目を挙げました。神村学園は準優勝した時以来、19年ぶりの8強を逃しました。


大阪桐蔭は春夏通算77勝目。東邦と並ぶ歴代8位です。 同7位は広陵の78勝、同6位は天理の79勝、同5位は松山商の80勝。大阪桐蔭は今大会で優勝すれば松山商に並びます。勝率は8割2分8厘で30勝以上を挙げている44チームの中ではPL学園の7割6分2厘を大きく引き離す1位。春は歴代9位の36勝目で、夏は同10位の41勝を挙げています。


さらに大阪勢がセンバツで8強入りしたのは一昨年優勝の大阪桐蔭と8強の金光大阪、昨年4強の大阪桐蔭に続く3年連続で70度目。都道府県別では兵庫の65度に5差をつけ、最多となっています。 過去69チームの準々決勝の成績は43勝26敗。夏の8強は2022年8強の大阪桐蔭まで43度で東京の50度に次ぐ2位。東京は1974年以降は毎年2校ずつが出場し、大阪は98、08、18年に2校ずつが出場しています。


九州勢が全て姿を消しました。九州勢がセンバツで8強に残れなかったのは昨年に続く2年連続で、戦後では27度目。2年連続で8強入りがなかったのは2002、03年以来で21年ぶりです。




第4試合、報徳学園が3回に1点を先制。4回にも内野安打で1点を加え、5回にはタイムリーヒットに押し出し四球も絡めて3点を取りました。


さらに8回には暴投で1点を加えた報徳学園。しかしその裏、常総学院は犠牲フライで1点を返しました。


報徳学園は準々決勝で昨春も準決勝で対戦した大阪桐蔭と対戦します。昨秋の近畿大会準々決勝では大阪桐蔭に3−4で敗れています。


報徳学園は春夏通算66勝目を挙げ、早実と並ぶ歴代11位となりました。 同10位は智弁和歌山の70勝。春は38勝目で、37勝で並んでいた高松商を抜き歴代単独7位。今大会で優勝すれば58勝の中京大中京と東邦、48勝のPL学園と県岐阜商、43勝の龍谷大平安と広陵に続く7チーム目のセンバツ通算40勝となります。夏は歴代20位タイの28勝を挙げています。


この試合は報徳学園にとって春夏通算で甲子園大会100試合目でした。


山梨学院と報徳学園が8強入りしました。センバツで前年の優勝校と準優勝校がともに連続出場を果たしたのは今大会が49年ぶり21度目で、両校とも8強入りしたのは1961年に前年優勝の高松商が準優勝、前年準優勝の米子東が4強入りして以来、63年ぶり8度目です。戦後では52年に前年優勝の鳴門が準優勝、前年準優勝の鳴尾が4強入りしたのが初で、今大会が3度目。2年連続で同じカードが決勝となったことは春夏ともにないが、今大会の組み合わせ上、両校が決勝で顔を合わせる可能性はあります。 また、同年の春夏とも同じカードが決勝となったことは2012年が唯一の例で、大阪桐蔭が春夏とも決勝で光星学院を破り、史上7校目の春夏連覇を達成しています。


常総学院は2015年以来の9年ぶりの8強入りはなりませんでした。