2011年の福井県将棋界を振り返る


福井県のアマ将棋界の一年を振り返ってみよう。

まず、1月に実施された支部対抗戦の予選では、個人がN西6段とN藤5段。
団体では、勝手親子(詳しくは分からないが県での親子同時代表は初?)とU田4段
シニアではY本5段が代表となった。
4月の西支部対抗戦では団体も含め全員予選通過し、Y本5段が準優勝の好成績。

5月、今年最初のタイトルの竜王戦でN西6段がY本5段に足元をすくわれ、
N屋兄5段が初タイトルを獲得。(同時に5段昇段)

7月初旬の王位戦の3番勝負は昨年に引き続きN西6段にN澤5段が挑戦。
N西6段が安定感を見せ、連続防衛。

7月中旬のアマ選手権(兼アマ名人戦予選)ではN西6段が全勝V.準がT田5段

8月の朝倉氏遺跡での朝倉象棋でもN西6段が優勝。

9月の福井県名人戦は、昨年同様 N西-O滝の重鎮対決。
O滝6段が頑張るも、N西6段は崩れず連続防衛。

10月の王将戦最終戦ではN西6段とN澤5段が17勝1敗で並ぶも昨年の順位が優先され
N西6段が3連覇。

11月に入り、今年最後のタイトル戦となった(最強戦が休止のため)名将戦でも
N西6段が強さを発揮して優勝。

ただ、この11月は福井市長杯でN屋弟-Y村という高校生-中学生のA級決勝。
チャリティー大会では N屋兄-N屋弟という県史上初のA級決勝が兄弟対決。

12月の文化庁認定・朝倉象将棋ではO滝6段が優勝して今年を締めくくる。

県の6大タイトルは、N屋兄の竜王以外の5冠をN西6段が制した。
しかし、昨年同様 「年間 完全制覇」とはならず、いかに全冠制覇が難しいかを
改めて知らされた1年でもあった。