9/18 第51期 福井県 アマ将棋 名人戦決定戦




今日は第51期 福井県将棋名人戦決定戦の大盤解説会に役員で参加してきました

N西名人に挑戦するのは、大ベテランO滝6段(2年連続)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/event_calture/30517.html

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第1局 先手▲N西名人 VS △O滝6段

相矢倉の定跡形からN西名人が▲15歩△同歩▲55歩△同歩▲35歩に△45歩▲同銀△35歩という将棋。

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↑図で次に△35歩と打たれると完封でどうするかという局面。
図以下 N西名人が▲34飛!△同金▲43銀△33金▲24銀?△同金▲同角△23玉▲51角成と進行。
O滝6段が入玉含に逃げ、N西名人が小駒で阻止できるかどうかの勝負だったが、
N西名人が入玉を押し戻したところで勝負あり。130手超の将棋をN西名人が先勝。

第2局 先手▲O滝6段 VS △N西名人

今度は横歩取り模様から相掛りとなり、N西名人が85飛車戦法~△52玉~△51金~△62銀の戦型。

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↑図は今 先手が▲56角と打って後手の攻めを催促した処。(放っておくと▲35歩がある)

ここでの△87桂!が次の一手だったが、正解者 ゼロ。以下▲58銀△99桂成▲35歩と進展。
かなり難しい将棋で、終盤 O滝6段の▲55桂が好手で先手が良くなったようだが、以下
△42銀に▲44歩が敗着(▲44桂なら先手勝ち?)。
良くなってからのN西6段の「間違えません」という指し方に最後は大差となって
O滝6段投了。

N西名人が連勝で防衛 10期目の名人位となった。

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2局共、N西名人の攻めにO滝ワールドの展開だったが、中々N西名人の攻めが切れない。

O滝6段の受けは他の人には通じても、N西名人の攻めには僅かに届かない?

さて、来期は誰が挑戦者に名乗りを挙げるか?