地味な蝶・・・ヒメウラナミジャノメ
全国的に梅雨入りが遅れてますが、やっとちあいが住んでいる地域も6月21日に梅雨入りとなりました
平年より15日遅れ、昨年では22日遅れの梅雨入りですね。
あ~~~ぁ、やっと梅雨入りか~~~、って感じですね。
しかし、梅雨入りが遅れた分、雨の量が減る事は無く、
この先梅雨前線は本州付近に停滞しやすくなり、梅雨入り早々に雨が強まる恐れもある予報です。
やっと梅雨入りしたかと思いきや、な、なんと・・・
沖縄地方では今日20日に”梅雨明けしたとみられる”と気象庁から発表がありました
沖縄地方では平年より11日も梅雨入りが遅れ、梅雨の期間は10日以上短くなりました。
しかし、梅雨の期間中の降水量は、那覇で平年の3倍以上となったそうで、短期間でも雨量が多くなったそうです。
それを考えると、他人事ではありません
今の内、雨対策をシッカリしましょう
公園を歩いていると、トンボやチョウ、ガなど、様々な小虫が飛んだりしています
虫好きな人は大歓迎ですが、中には虫嫌いの人もいて、逃げ回っているいたりしますね
ちあいは、もちろん大歓迎で、ちあいの方から探しに行きます
いろんな所で小虫を探していると、お花の上に小虫が止まっている事が、多々あります。
この日、お花の上に止まっていた小虫は・・・
ヒメウラナミジャノメ(学名:Ypthima argus)
かなり地味な姿で、ガと思われがちですが、れっきとしたチョウ
日本では屋久島より北の地域で見られ、国外ではロシアから中国、朝鮮半島、台湾など広く見られます。
平地から山地の林縁、草原、公園、堤防、人家の近くなど、身近に見られるチョウですね。
翅の表側は、茶色で目玉模様(蛇の目紋)があります。
翅の裏側は、細かい波模様があり、目玉模様(蛇の目紋)があります。
似たような種でウラナミジャノメ(学名:Ypthima motschulskyi)がいますが、
後翅の表側にある目玉模様(蛇の目紋)がヒメウラナミジャノメは2個で、ウラナミジャノメでは1個だそうです。
成虫は、春から秋ごろまで見られますから、近場を探せば見られます。
幼虫は、イネの仲間のススキやシバムギなどを主に食べおり、幼虫の状態で越冬します。
学名の”argus”は、ギリシャ神話の神で100の目を持つ巨人アルゴスに由来し、
目玉模様(蛇の目紋)から付けられたようです。
見た目、かなり地味な姿で、ガと思われがちです。
では、チョウとガの違いは”何”といわれると考えちゃいます。
実は、チョウとガは明確な区別が無いそうです。
しかし、一般的には以下のようにいわれてますね。
チョウは昼に活動し、ガは夜に活動する。
花などにとまる時、チョウは翅を合わせて立てるが、ガは翅を開いている。
チョウの触角は先端がマッチ棒(こん棒)の先端のように膨らんでいるが、ガの触角はマッチ棒状ではない。
チョウの腹部と胸部は細いが、ガの胴体は太い。
・・・といわれてますが、明確な区別が無い以上、例外はたくさんありますね
地味なチョウですが、目玉模様(蛇の目紋)をジックリと観察してみてはいかがですか
個体によって微妙に模様が変わっていて、おもしろいですよ~~~
では、またね