低い知名度・・・ヒメボタル
6月になりましたね~~~
沖縄・奄美地方は梅雨入りして、先週は、台風1号が発生し、梅雨前線を刺激したおかげで大雨となりました
そして、そんな梅雨前線も北上し、そろそろ九州、四国、本州も梅雨入りが気になる時期となりました。
とにかく、雨が多くなる時期であり、天気予報から目が離せない日々ですよね。
そんな中、今年の6月1日は第149回”気象記念日”
1875年6月1日に、内務省地理寮構内(現在の港区虎ノ門)に日本初の気象台である東京気象台(現在の気象庁)が設置され、東京で気象と地震の観測が開始されたことを記念し、1942年に制定されました。
記念すべき初日の午前6時発表の天気予報は、
”全国一般風ノ向キハ定リナシ天気ハ変リ易シ但シ雨天勝チ”
その後、2回目の14時発表の天気予報は、
”変リ易キ天気ニシテ風位定マラズ。且雨降ル地方モアルベシ”
そして、3回目の21時発表の天気予報は、
”中部及ビ西部ハ晴或ハ好天気ナルベシ。北部ノ一部ハ天気定ラズ。一部ハ曇天又ハ烟霧ナルベシ”
・・・でした。
この天気予報は、日本全国の予想をたった一つの文で表現したものだそうです
現在の予報精度からすると、ざっくりとしたあまり頼りにならない天気予報ですね。
それに比べ、現在の天気予報はピンポイントで時間単位の天気予報が出るようになりました。
観測技術の向上はすさまじいもので、信頼度がかなり上がりましたね
ちあいは、お仕事から私生活まで、かなり助かってますよ~~~、ふふふ
6月となり、今頃になると、ニュースでも話題となり、そろそろ見頃を迎える小虫さんがいますよね
その小虫さんとは、夜空に幻想的に舞う”ホタル”
”ホタル”といえば、お尻が黄色く光るイメージですよね
しかし”ホタル”っといっても、日本には約50種類がいますが、すべての種類が光るわけではありません。
幼虫も成虫も光らない昼間活動する種類も多く、光る種類でも幼虫の時しか光らない種類もいます。
そして、”ホタル”のイメージを作っているのが・・・
成虫の時に光る全国的に見られる、ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルの3種類ですね。
その3種の”ホタル”の成虫が夜間活動して光る時期が、
ゲンジボタルやヒメボタルは、5月下旬~6月下旬頃
ヘイケボタルは、6月~8月頃
・・・と、今頃ですね
つい先日、山の中で見かけた”ホタル”がいます。
”ホタル”は、川辺にいるイメージですが、この子は林の中で出会いましたよ
ヒメボタル(学名:Luciola parvula)
林の中で、フラフラ飛んでいる所を発見しました
日本全土でよく見られ、成虫が夜間に活動し光る”ホタル”であり日本固有種。
しかし、知名度でいったら、ゲンジボタルやヘイケボタルよりかなり低いですね。
ヒメボタルは体長約7mmで、ゲンジボタルの体長約15mmやヘイケボタルの体長約10mmより一回り小さいですね。
見分け方としては、胸部の赤い部分の中の黒い模様で見分けられます。
ヒメボタルは黒い模様が後方まで伸びません。
ヘイケボタルは黒い模様が後方まで伸びて1本の筋の様に見えます。
ゲンジボタルは黒い模様が十字の様な模様になります。
では、”ナゼ”ヒメボタルが川辺ではなく山中の林の中で見られたのか・・・
ゲンジボタルやヘイケボタルは幼虫の時は水中で過ごし、食べ物は水中にいる巻貝を食べます。
なのでゲンジボタルやヘイケボタルは成虫になっても川辺で生活しているんですよ。
しかし、ヒメボタルの幼虫は地上で生活し、食べ物は陸上にいる巻貝、カタツムリ等を食べます。
なのでヒメボタルは川辺に行く必要が無く、森林の中で生活しているんですよ。
”ホタル”の世界では、むしろ陸生の種類の方が普通であり、森林内に生息することが多く、
ゲンジボタルやヘイケボタルのように水中生活や川辺で生活する方が少数派ですね。
今回は昼間の山中だったので光っている所は見れませんでしたが、
ヒメボタルの発光は、ゲンジボタルやヘイケボタルに比べると弱いそうですが、
黄色みを帯びた光を鋭く発光させ、歯切れ良く明滅するそうです。
光っている所を見てみたいけど、こんな山中は夜には怖くて行きたくないな~~~
各地で”ホタル”の観賞会などのイベントが開催されています。
ちあいも近場で開催されていたりすると見に行ったりしています。
それに、家の近くでもホタルが光っているのを見かける事がありますね。
しかし、そのほとんどがゲンジボタルやヘイケボタルですよね。
近場でヒメボタルが見られるところってなかなか聞かないですよね
そこが、知名度の差ですかね
ヒメボタルが光っている所、見てみたいな~~~
では、またね