6月の読書④~『母という呪縛 娘という牢獄』齊藤彩 | カズ&トモのリレーブログ

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ガツーン!パンチ!と衝撃を受けました!あんぐり

壮絶すぎる実話!

読み終わっても、この母娘関係のモヤモヤが消えずに心に引っかかったまま。

 

この事件が起きたのは2018年

私の記憶には残っていませんでした。

忘れてたのかな。

 

母の娘に対する異常で執拗な束縛ピリピリ

狂った母娘関係炎炎

地獄のような長い長い闘いの年月

 

辛くて、悲しくて、本当にやるせない⤵⤵

支配欲と狂気の母、奴隷のような娘との母娘関係にグサッと心をえぐられる。

と同時に、なんとも言えない苛立ちも感じるむかっむかっ

 

 

 

『母という呪縛 娘という牢獄』

齊藤彩

 

 

タイトル通りのお話です。

まさに、長年にわたる呪縛と牢獄の日々

 

 

【母親】

娘を支配・束縛しコントロールする

感情的で自己中心的でプライドが高い

世間体を気にし、何かに取り憑かれたように娘を医学部受験に向かわせる。

 

母親なら一番に娘の幸せを願うよね。

しかし、その気持ちがどこかで捻じ曲がり狂気と化し暴走する母。

 

 

【娘 あかり】

心の中では母親に反抗している

が、言葉や態度は母に従順、受験勉強に取り組む

母の支配下、まさに牢獄の奴隷

家出を繰り返すが、母に逆らえず失敗

激しく叱責され追い詰められると、体裁を保つために嘘をつかざるを得なくなる。

 

ここ、下差し私はかなり気になりました。

娘、あかりの体重が90キロあんぐり

そう!食べることで気持ちが落ちつくよね。

安らぎを求め食べ物に向かう。

あれだけ厳しい母親なのに、なぜ娘の体型に厳しくなかったのか?疑問だ!

 


「私か母のどちらかが死ななければ終わらなかった…」

 

何年も何年も続いた牢獄のような生活

どん底まで追い込まれ地を這うような日々。

悲惨過ぎる!

 

 

「モンスターを倒した。これで一安心だ。」

「やったあ」という高揚感

 

この言葉がすべてを物語っているね。

やっと母の束縛から逃れ、高ぶる気持ち。

 

 

もっと早い段階で父親を頼る…その選択肢はなかったの?

最後、裁判官の重みのある優しい言葉昇天

染みるなぁーラブラブ ウルウル。

服役中の彼女を取材し、本を世に出した作者の齊藤さんも…

やっと彼女を理解する人が現れた。

希望が見えたね。

 

 

10代の終わりから20代って一番輝いてる時なのに…

彼女にとってどれだけ壮絶な年月だったのだろう。

読み進めるのが心底辛くて苦しかったです。