『縁切り上等!』新川帆立
「離婚弁護士 松岡紬の事件ファイル」
舞台は鎌倉
主人公の紬は離婚専門の弁護士。
縁切寺として有名な寺の娘でもある。
モラハラやDV、浮気、熟年離婚、
同性カップルの別れ話
浮気調査や養育費の交渉など
実際によくある案件を扱う。
紬は美人だけど…
(新川さんの作品にはいつも美人が登場)
恋愛や結婚にはまったく興味がない。
小さい時から男性が苦手だったから
しかも母親は男と家を出て行った
そんな家庭環境。
消えることのないトラウマね。
とはいえ
弁護士としての力量は確か
まさに「縁切り上等!」とばかりに
爽快にスカッと解決
恋愛や結婚に興味ない紬
でも、
幼馴染の探偵の出雲君がそばにいるし…
いつか愛を知る日が来るといいな
サラサラ読みやすくて面白いです
結婚する時は愛こそがすべて
だけど……
離婚の時は、まずはお金!
仕方ないことだけど…
でも、ちょっと悲しいな
新川さんの本は
「元彼の遺言状」「競争の番人」が
ドラマ化されました。
これもドラマ化したら面白い
フジTVさん、いかがですか?
『口紅のとき』角田光代
100ページちょいで文字が大きいです。
30分で読み終えました。
でも、読み応えあり、心に響きます。
6歳、12歳、18歳、29歳、
38歳、47歳、65歳、79歳
それぞれの年齢の時の口紅にまつわるお話
ちょっとしたターニングポイントの歳ね。
私自身に置き換えてみる・・・
18歳 高校卒業 家を出て新しい未来に
29歳 結婚して必死で子育て
38歳 これでいいの?私の人生?
物語と重ねて自分の過去が浮かぶ。
その時々で……どんな気持ちで?何してた?
とても懐かしく、ほろ苦く…
思うようにはいかないなぁ。
79歳……
どんな自分になってるだろう?
後悔しないように歳を重ねていこう。