「この世界に魔法なんてないよ」という曲について(他) | Best Hit USB
突然ですが、純情のアフィリアってグループが、去年の8月に出したシングル『この世界に魔法なんてないよ』について書きますね。このエントリーではカップリング曲についてもふれています。


◆この世界に魔法なんてないよ
~ギターロックとしての魅力~


去年の8月の終わり、この曲のリリイベを、通りすがりの噴水広場でたまたま見かけたことで、初めてアフィリアさんを知り、後にイケハーへのルートが開けることとなります。その意味でも大きなモノがあるのですが、とにかく曲単体で見ても名曲だと思っておりますハイ。

・ギターロックとして
イベント時では噴水の演出が入り、その音でかき消されてよう聞こえなかったのですが、youtubeで探して聞いたら驚いた。だいぶ弾いてるなと。
とってつけたようなハード目ギターの入れ方ではなく、曲の全長において適切にドライブするよう、ちゃんとアレンジされているという事で、私の中での評価が高いのです。
”どんなキーで叫ぶ歌も~”あたりのバッキンクにおける、ワンコードごり押し感なんかも好き。




譜面は頭の四小節。

イントロは、フレーズの感じから、オクターブ奏法でやっていると思われます。
押さえ方は、ロックギター的にはパワーコードの形にして、なんとか5度をミュートするってなフォームがやりやすいかと。
最近の曲では知りませんが、アジカンの「君という花」がオクターブ奏法で印象度を高めてますね(イントロ等)。





1,2コーラス間の間奏は特にどうということはなし。
ハモりのとこは主旋律若干違うかも。



ギターソロ!
ソロ本編前のカッティング風のとこは、オクターブではなくて5度入り。高域でのパワーコードってな感じ。

序盤の16分多用フレーズ、聴いてたイメージではそんなに難しくないと思ってたのですが、これがなかなかとんでもない!
このスピードでこれだけややこしいのは、今まで弾いたことないですね……。指がこんがらがるー!っつー感じなんですが、実際弾いてる映像も大変そう。というか、弾けてると言っちゃ駄目な段階ですね。
正直、前日音とって、辛うじてスピードについてきはじめたかな……という段階の演奏です。


〆のチョーキング前の、チャーチャーチャーンてとこは、CDではそんなプレイじゃないんですが、ダブルチョーキングにしてみました。
これは、1と2弦、または2と3弦に渡って行うのてすが、二本の弦で、同じ高さの音を同時に出す技です。
意味なくね?と思われるかもしれませんが、独特なニュアンスが出るので、ロング目トーンのここぞとい場面で使うと、効果の大きい奏法です。

ダブルチョークで鮮烈な印象を残すのは、これをおいて他にナシ



・歌詞
アイドル側の気づきを歌っていくもの、ですね。ファンとの絆、そこに魔法があったと。喩えそれが、お互いの承認欲求を満たすだけのものだとしても、それはそれでいいじゃない。
近い時期に出たカルマストライプとは正反対の視点(あちらはオタ視点)なのも興味深いところ。

また、ロキノン系というか、中二病的というか、無駄に漢字出てくる歌詞もいい。
「統計的確率~」とか「それは疑う余地も無く~」とかw。
ついでに、メロディーとの合わせ技ですが、「でもあの日」 の譜割りが好き。その、隙間に詰め込む感がいい。


◆はじめてのSEASON


サビでの横移動振り付けがとても印象的な曲。
歌詞はファーストタイムエクスペリエンスの曲ですが、比喩が直球すぎて逆にやらしいぞ、と思っていたり(笑)。



ギターソロ、もちょっとイージーだと思ってたんですが、このテンポで弾く弦が変わりつつ、指テクでこのリズムだすのは、そーんなに容易ではないです。


◆JUICY☆GIRL
ラッキー池田氏の振り付けというのがこれでしょう。そういえば、確かにキメマスターに通じるものがある気がする。サビなと意外とせわしないんですが、見ていて楽しいし、コールも愉快で好きな曲。

この曲にはソロはないので、曲への仕込みに関して。
まずコアとなってるイントロのフレーズ……すぐには気づかず、何度目かで思い当たったのです。
「これ、ジェニーはご機嫌ななめじゃね?」



で、そこで理解したした。なぜ曲名にJUICYと入っているかが。これはパクりなどではなく、オマージュ的な何かですね。
音取って調べてみましたが、キーは「JUICY☆GIRL」の方が三度高くなっております。

(ジェニー)


(JUICY)

続いて二コーラス目、バックで思いっきりヴァン・ヘイレンのJumpしてます。キーは・・・
なんとオリジナルと同じですwwwww


ラジオ体操THEMEの仕込みは別にスルーでいいね?←


◆プリンセスとカエルの魔法
冒頭の歌詞がさっぱりわかんなかったんですけど、単に魔法の呪文わ唱えてるだけのようで。
これも個人的にはサビの動きが印象に残っているのですが、最近見ていないなぁそう言えば。
2コーラス目のオケがカントリー調になったりするなど、アレンジの妙味もあり。



さて、新曲(3/28発売)のCDを買ってまいりましたが、私の中で”魔法超え”はあるのでしょうか・・・。
正直に書くと、現在では難しい模様です。←