注文書の無い会社がある。発注は総務の方がコピー用紙やボールペンを頼むが如く、生産用の直接部材についてもメールにて行われる。〇〇株式会社御中 電源ケーブルを3メートル、即納でおねがいしまーす云々。支払い条件、不良品時などの取り決めなし。日本の中小企業は優秀なのでどうにかものは入ってくるので何か問題でも?という具合。しかし「何か」はかならず起こる。納期は守られず、不良品は納入される。担当者が辞めたら回らない。
定型的な注文書の雛形はネットに転がっている。まずはそこから始め、文書は保存しよう。発注システムを使えば更に良い。さも無いと仕入先は、このフォーマットに注文内容を書いてファクスしてくださいとか言う。そこには小さい文字で先方に都合よい販売条件が書かれている。