受け入れ検査に力を入れている購買がある。納入された材料を開封し、たとえば外観不良があれば傷など発見し、仕入先に連絡して返品し代納を要求している。海外品などだと、日本人と美観の感性が違うとかで仕入先と意見が合わ無い場合もある(その場合は代納品はなし)。聞けばすべての材料を検査しているわけでは無いという。
ここで問題がある
どれを検査してどれを検査しないか誰が決めているのか?
不良品か良品かを判断する基準は文書化されて仕入先と取り交わされているのか?
不良となった材料は廃棄するとすれば費用はどの部門で社内処理されているのか?
廃棄費用は製品原価に適切に反映されているのか?
そもそも不良品ありきのプロセスになってい無いか?品質改善は仕入先で行われているのか?
不良となった数量は追加の手配が必要になるが生産計画に間に合うのか?
等々。
不良が頻発しだすと、現場としても不良があって当たり前のプロセスが横行しているケースが多い。中には「不良対策課」のような部署が常設であったりするとこれはジョークか??と思う。そもそも仕入先での品質管理がきちんとしているのが
仕入先選定の条件でなくてはならない。