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小粋なささきの生意気ブログ

【粋】洒落っ気、男の美学
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【生き】気づき・学び
【行き】旅・大人の遠足

【いき】という観点から小粋なささきが書いてます。


今日、本当に嬉しかったこと。
それは旭天鵬の優勝。

小粋なささきの生意気ブログ-優勝決定戦

貴闘力が千代の富士に二丁投げで勝ち、
その直後に貴花田が引導を渡した頃からの大相撲ファン。
朝青龍でも白鵬でもなく、旭鷲山・旭天鵬コンビこそ
モンゴル人力士として語られるべき存在だと自負しているささきだから、
この優勝は実に感慨深い。


小粋なささきの生意気ブログ-旭天鵬と白鵬


今年は日本とモンゴルの国交40周年、モンゴル人力士が生まれて20年。
その節目に優勝したのが旭天鵬関だったというのは宿命。
僕に旗手を務めさせてくださいと、横綱白鵬が進言したということが
この偉業の重みを物語っている。


優勝決定戦までもつれ込んだ今場所、栃煌山が優勝すれば、
6年以上ぶりの日本人力士の優勝ということで盛りに盛り上がったと思う。
ちなみに、この点においては、圧倒的優位な立場にいて優勝を逃した
稀勢の里に実現してもらうことが筋だったと思う。


ただ旭天鵬は今場所前に親方の定年退職によって部屋ごと移籍した(大島部屋→友綱部屋)事実があり、
スポーツメディアににわかに取り上げられていた。
相撲部屋の経営が難しいから、後継親方が名乗りを上げなかった。そんなことも報じられていた。
旭天鵬は勝ち越すことで結果を残したかった、新たな部屋・親方に認められたかった。
37歳、引退もちらつく力士がここまで踏ん張っている姿を知っていたので、
僕はこの優勝が本当に嬉しかった。


すごく人柄も良くて、同郷の後輩力士は全員が慕っているという。
さっきサンデースポーツを見ていた時にも、いいおじさんだなあと心から思った。
土俵際の魔術師とまで言われていて、土俵際の身のこなしから逆転相撲が多い。
取り組みのときに見て頂ければわかるが、左足の足袋だけでテーピングをしていない。
体の柔らかさとしなやかさから今まで大きなけがをしていないことのあらわれである。


大好きな平幕力士(横綱・大関じゃないからこそ活きるタイプの力士です)の優勝は
ホントに嬉しかった!おめでとうございます!!


今日は午後から秦野のGゼミナールさんに行き、
「読笑会」に参加してきました!

$小粋なささきの生意気ブログ-読笑会チラシ

(これは次回のチラシです)


自分に影響を与えた一冊をもとに、様々な世代・背景を持ったメンバーが
本の感想だけでなく、考えや価値観をシェアするという時間は
自分自身を磨くことにぴったり。毎回楽しみにしています。


普段は起業家やフリーランサー、大学生と話す機会に恵まれていますが、
読笑会では、お母様方、学校の先生、地域に根差している方など、
なかなか話すことができない層の方々と意見交換できることは面白いです。
特に今回は、起業したいという想いを持つ受験生と出会えたことは新鮮でした。


今日の読笑会で印象的だったのは、
「日本の歴史を知る」ことについて多く議論が交わされたこと。
今の僕自身の学びのテーマでもありますし、価値観や思想を広げていくうえで
自国の歴史を知ることこそが一番の鍵だと思っているので、
新しい学びを得ることができて嬉しかったです。


新装版 水と森の聖地、伊勢神宮/稲田 美織

¥1,575
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50歳から日本の古典を読んでみませんか?―源氏物語を読んで30年/吉永哲郎

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お母さん世代のさとさん、いずみさんが持ってきたこの2冊が印象的でした。
伊勢神宮にしても、源氏物語にしても、日本の文化史に燦然と輝くもの。
僕は日本人として生まれてきながら、伊勢詣をしたこともなく、源氏物語も読んでいない。
これはすごく恥ずかしいことだなと感じています。
まずは知ることから始めようかなと思いました。


話がそれますが、僕自身、歴史こそ学ぶべき本質だと思っています。
歴史というと学校の授業を思い出してしまうので、正しくは「過去」ですね。
でも、これは卑怯な言い回しなのですが、学ぶことは「過去」のもの以外あり得ない。
国語も数学も科学も経済もすべては過去の発見物であり、今につながっているもの。
だからこそ、過去に起こった事象・事実を知り、整理し、今の自分にどうつなげるか、
「学ぶは真似ぶ」とはよく言ったもので、過去の情報整理こそが学びの本質だと思います。
したがって、歴史という過去の事実が整理されている単元を学ぶことが大事なのです。


今の自分にどうつなげるかという観点では、
問題解決思考(問題の設定と現状分析ですね)が必須だと考えているので
何を勉強したらいいですか?と問われれば
「歴史と問題解決のフレーム」と最近では答えるようになりました。


白洲次郎 占領を背負った男/北 康利

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さとさんのご子息が持ってきた、白洲次郎の本も読みたい!
モニいじ(モーニング偉人伝:ささきの参加する朝活)で
GHQ占領下の日本で活躍した財界人について調べていたので、
この時代を生きた日本人のGHQに屈して成るものかという反骨のメンタリティは、
現代日本にとびきり必要な要素だと感じています。
ぜひとも時間を作って、愛でながら読みたいと思います。


他に紹介された本も詳しく感想を述べたかったのですが、
長くなってしまうので以下紹介だけにさせて頂きます。スミマセン。

「食・息・心・身」の法則 こころとからだ・健康への4つの道/阪口 由美子

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下町ロケット/池井戸 潤

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これならわかるパレスチナとイスラエルの歴史Q&A/野口 宏

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古代中国の刑罰―髑髏が語るもの (中公新書)/冨谷 至

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困ってるひと/大野 更紗

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7つの習慣―成功には原則があった!/スティーブン・R. コヴィー

¥2,039
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7つの習慣は、お話しされた岸本先生のプレゼンの熱さで、初めて読もうと決めました!
今まで何度も勧められては辞退してきましたが、今回ばかりは読まざるを得ない(笑)。


情報の呼吸法 (アイデアインク)/津田 大介

¥987
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最後は僕が紹介した情報の呼吸法です。
以前、ブログにまとめたので、そちらもぜひ!


やっぱり、本を読む時間を創ることは大切ですね!




2011年の9月に創業以来、「粋に生きる」を理念とし、ここまで突き進んできました。
はじめは障がい者雇用における採用と育成の部分を事業化し、
企業として存続できればいいなと考えていました。


では現状は?というと、神保町大学という粋なりで立ち上げた学び場を中心に
企業向け・大学(ゼミ)向けの研修開発や講師派遣といった教育事業が主軸です。
実際に安定的に収益を上げているのは、アイデア出しとプロジェクトマネジメントに依った
企業向けのコンサル事業だったりします。


障がい者の「し」の字もない。
とある方面からはお叱りを受けることもしばしばです。
このお叱りに対する回答としては、障がい者に対する事業を進めていくうえで実施した
取材や勉強が影響を与えたというものとなります。


障がい者雇用の世界では大企業に法定雇用率(1.8%→2.0%に引き上げ予定)が定められていて
一定の企業規模を超えると障がい者を雇わなくてはなりません。
ただ、障がいの等級によってダブルカウント(2人分と認定される)されたり、
働く時間によって0.5人分とされたりと、1000人の企業に実質18人いるわけではありません。
この事実だけ見ると、企業側に対する社会的な制度整備は進んでいて、
働ける障がい者の選抜が開始された。僕はこう感じました。
(まだまだ制度自体未熟だとは思います)


つまり、障がい者側の働く意識を変える時期が来たのだと思います。
制度整備は僕じゃなくても他の誰かがやってくれている。
健常者と障がい者の狭間を生きてきたささきだからこそ、働く意識を変える側に立つ。
これが今の自分の立ち位置です。


身体、知的、精神、発達。多様な種類の障がい者が社会には存在しています。
背景は正直言ってネガティブなものですし、誰もが好き好んでなったわけではない。
この背景があるからこそ、世の中は障がい者を擁護すべきものと捉えている。
決して間違っていないし、是か非かといえば100%是だと思います。
ただ、ここが問題点。


障がい年金・障がい者福祉、あるいは生活保護に経済的には支えられ、
日常生活や自分を豊かにする活動では、福祉サービスを受け、ボランティアに支えられている。
障がい者は与えられることに慣れ過ぎていて、自分が与える側に立とうとできない。
これは、社会がそうさせているのだと思います。
例えば、この現状を憂い、障がい者に叱ることができるか?考え方がおかしいと否定できるか?
僕はできないだろうなと思います。


だからこそ、経営者でも主婦でも学生でも、一人一票の概念を持つ
学び場という空間を創りたいなと考えている訳です。
健常者だろうが障がい者だろうが関係ない。
全員が対等で議論を交わし、価値観を衝突させながら磨きあげられる場を創りたい。


障がい者に足りないものは議論だと考えています。
自分自身の背景は変えられない。過去と他人は変えられないものです。
変えられるのは今と未来、そして自分だけ。
自分の快適なゾーンにいても成長はできず、未来を創造できない。
自分の知識だけではできること・行きつく先は限られているものだから、
他者や自分の知らない世界の情報を取りに行かなくては未来は変えられない。


神保町大学という学び場を動かしたいという背景には、この想いがずっとあります。


障がい者自身には少なからず弱者という意識があり
この状況を変えたいという想いがあると僕は感じています。
でも、どこか他人任せでなかなか自分から変えようという意識がないとも感じています。
ここがもどかしい。


もちろん、障がいの状況や軽重によって動けない人もいます。
周囲の人が危機感を持ち、取り組んでいる人もいます。
否定する気も批評する気もまったくありません。
この問題には、様々なアプローチの手法を持つ組織・人が揃うことが大事で
ソーシャルプラットフォームとして稼働しなくてはいけないと思っています。
100人の100の手法でコラボすることが大きな解決策だと思います。


僕自身、学び場だけでなく、メディアとして発信していくアイデアもありますし、
とあるユニットを組もうかとも模索しています(まだ内緒です)。


雇用や組織コンサルといった観点で事業を模索していましたが
考えれば考えるほど違うプロセスで取り組もうと思うようになりました。
小さなうねりを掛け合わせて大きなうねりが発生できるように
僕は止まるつもりはありません。
粋な生き様を、粋な背中を見せられるように突っ走りたいと思います。