5月25日に 長野県 中野市江部の民家で恐ろしい事件が起きた。

私の住む長野市からは30分ほどで行ける場所であり、

胸が傷む。

 

三十一歳の容疑者は、近所を散歩していた二人の高齢女性を

いきなり刃物で襲い、致命傷を負わせ、

駆けつけた二人の警察官をも、猟銃で発砲し、

4名を殺害してしまった。

事実関係に争いはなさそうだ。

 

父親は、市議会議員、それも議長であったが、

翌日には「一身上の都合」で、辞職した。

容疑者は、四つの銃を合法的に所持していた。

定期的な面接で、異常は発見されなかったという。

 

それでもこのような事件を起こす人が正常なわけはない。

精神科医がみたら何らかの病名はつきそうだ。

 

私は、自分が親なので、父親の身になって考えてしまう。

父親が辞職したのは、公職にいた者として、当然でしょう。

容疑者の立てこもり中も、警察に協力して、説得に当たっていたらしい。

母親は、容疑者から銃を取り上げる役割を果たしたという。

 

親として、お二人とも緊急時にできることはされている。

このような蛮行に弁解の余地はないが、

ご近所の方々をはじめ、世間から家族へのバッシングが起きないようにと

及ばずながら祈っている。